4.3.8 「出力フィルタ」の指定方法について
コマンドまたはスクリプトの標準出力を出力プロパティに格納できます。
「出力フィルタ」にPCREに従った正規表現を定義することで,コマンドまたはスクリプトの標準出力および標準エラー出力から任意の文字列を切り出して,部品の出力プロパティに格納できます。
- 注意事項
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正規表現に複数のグループを指定した場合,最初のグループに該当する範囲だけが部品の出力プロパティに格納されます。
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正規表現に複数の範囲が該当する場合,最初に該当する範囲だけが部品の出力プロパティに格納されます。複数の範囲を格納することはできません。
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次に,コマンドまたはスクリプトの標準出力を出力プロパティに格納する場合の指定例を示します。
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プロパティキー:output01
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出力フィルタ:DATE=(.*)
この指定例の場合,出力プロパティ「output01」に,標準出力の「DATE=」以降の値が格納されます。
また,出力プロパティに戻り値を格納したい場合は,次のとおり部品を定義しスクリプトを作成してください。
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「リモートコマンド編集」ダイアログボックスの「実行モード」に「スクリプト」を指定してください。
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スクリプトは,実行したコマンドまたはスクリプトの戻り値を,出力フィルタに指定した正規表現で切り出せる形式で標準出力に表示するように作成してください。