4.3.6 実行ホストまたは認証情報を指定するための予約部品プロパティ
予約部品プロパティとは,プロパティキーと用途があらかじめ決まっている部品プロパティのことです。
予約部品プロパティの名称は「plugin.」で始まります。予約部品プロパティは,次のダイアログボックスの[入力プロパティ一覧]に自動作成されます。
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[部品作成]ダイアログボックス
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[部品編集]ダイアログボックス
予約部品プロパティは,定義した部品内でだけ有効です。
予約部品プロパティは編集できますが,プロパティキー,必須区分など,一部の項目は編集できません。また,予約部品プロパティは削除できません。
実行ホストを指定するための予約部品プロパティ
部品の実行ホストは,次の予約部品プロパティが自動作成されます。
プロパティキー |
説明 |
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plugin.destinationHost |
操作対象ホストを,IPv4アドレス,IPv6アドレス,またはホスト名で指定します。サーバおよびコマンド実行環境が相互に直接参照できるネットワーク構成にある,対象ホストを指定する必要があります。ただし,JP1/AOサーバのOSがLinuxで,かつ操作対象の機器のOSがWindowsの場合は,接続先にIPv6アドレスを指定できません。 1〜256文字で指定します。 |
認証情報を指定するための予約部品プロパティ
部品の認証種別として[部品作成]または[部品編集]ダイアログボックスの「認証種別」で[エージェントレス接続先設定を使用]または[プロパティを指定]を選択します。
- [エージェントレス接続先設定を使用]
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[エージェントレス接続先定義]ビューに設定されている認証情報を使用する場合に選択します。選択すると,JP1/AOのログインユーザーのIPアドレスに応じて,WMI,SSHまたはTelnetのエージェントレス接続先定義に設定済みの認証情報が適用されます。
- [プロパティを指定]
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プロパティに指定した認証情報を使用する場合に選択します。
[プロパティを指定]を指定した場合,[部品の入力プロパティ編集]ダイアログボックスのプロパティに,次の予約部品プロパティが自動作成されます。なお,ローカル実行機能が有効の場合で,実行ホストがローカルホストのときは,これらの設定内容は無視されます。
プロパティキー |
説明 |
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plugin.account |
部品の[認証種別]として[プロパティで指定]を選択した場合に,対象ホストにログインする際に使用するユーザーIDを1〜256文字で指定します。 |
plugin.password |
部品の[認証種別]として[プロパティで指定]を選択した場合に,対象ホストにログインする際に使用するパスワードを1〜256文字で指定します。 予約部品プロパティ「plugin.publicKeyAuthentication」に「true」を指定した場合,「plugin.password」に入力した値は無視されます。 |
plugin.suPassword |
部品の[認証種別]として[プロパティで指定]を選択した場合に,UNIX環境の対象ホストにログインする際に使用するrootのパスワードを1〜256文字で指定します。 次の場合,rootのパスワードを指定しても無視されます。
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plugin.publicKeyAuthentication |
部品の[認証種別]として[プロパティで指定]を選択した場合,UNIX環境の対象ホストとのSSH接続に公開鍵認証を使用するかどうかを指定します。このプロパティに値を指定しない場合は,「false」として扱われます。
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plugin.keyboardInteractiveAuthentication |
部品の[認証種別]として[プロパティで指定]を選択した場合,UNIX環境の対象ホストとのSSH接続にキーボードインタラクティブ認証を使用するかどうかを指定します。このプロパティに値を指定しない場合は,「false」として扱われます。 ただし,「plugin.keyboardInteractiveAuthentication」の値が有効になるのは,「plugin.publicKeyAuthentication」に「false」を指定した場合です。「plugin.publicKeyAuthentication」に「true」を指定した場合は,「plugin.keyboardInteractiveAuthentication」に「true」を指定しても,公開鍵認証が設定されます。
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- 注※
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プロパティ「plugin.publicKeyAuthentication」および「plugin.keyboardInteractiveAuthentication」の両方に「false」を指定した場合,パスワード認証が設定されます。