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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド


4.3.5 部品に定義するプロパティ(部品プロパティ)

部品のプロパティを定義することで,部品の実行に必要なパラメータを指定したり,部品の実行結果を取得したりできます。部品プロパティには次の種類があります。

入力プロパティ

リモートコマンドを実行する際のコマンドの引数や,操作対象ホストなど,部品の実行に必要な入力値を格納するためのプロパティを定義できます。入力プロパティは次のダイアログボックスで定義できます。

  • [部品の入力プロパティ作成]ダイアログボックス

  • [部品の入力プロパティ編集]ダイアログボックス

出力プロパティ

リモートコマンドの実行結果(標準出力や標準エラー出力)など,部品の実行結果を格納するためのプロパティを定義できます。出力プロパティは次のダイアログボックスで定義できます。

  • [部品の出力プロパティ作成]ダイアログボックス

  • [部品の出力プロパティ編集]ダイアログボックス

部品のプロパティは,定義した部品内でだけ有効です。

部品の入力プロパティおよび出力プロパティに格納できる値の最大値は1,024文字です。1,024文字以上の値が指定された場合,1,024文字までがプロパティ値として格納され,それより先の値は切り捨てられます。また,「?dna_プロパティキー?」の形式でプロパティの値を参照指定した場合,参照先の値が1,024文字以上になったときは,サービスの実行時に切り捨てられます。

また,部品のプロパティのうち,プロパティキーと用途があらかじめ決まっているプロパティを「予約部品プロパティ」と呼びます。予約部品プロパティは,リモートコマンドの実行ホストまたは認証情報を指定するために,部品プロパティとして定義する必要があります。

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