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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


1.7.2 ビルトインサービス共有プロパティ一覧

ビルトインサービス共有プロパティには,JP1/AOシステムで使用する次の項目があらかじめ定義されていて,JP1/AOで共通のプロパティとして使用されます。

表1‒16 ビルトインサービス共有プロパティ一覧

項目

説明

必須

プロパティのキー名※1

メール通知機能のオン/オフ

メール通知機能の「true」(オン)/「false」(オフ)の設定をします。

デフォルトは「false」(オフ)です。

○ 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.notify

SMTPサーバのアドレス

SMTPサーバのアドレスを設定します。IPv4,IPv6,またはホスト名で指定できます。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.smtp.server

SMTPサーバのポート番号

SMTPサーバのポート番号を設定します。

デフォルトは「25」です。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.smtp.port

SMTPサーバのユーザーID

SMTPサーバにログインするユーザーのユーザーIDを設定します。

ドメインユーザーを指定する場合は,次のどちらかの形式で指定してください。

  • ドメイン名¥ユーザー名

  • ユーザー名@ドメイン名

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.smtp.userid

SMTPサーバのパスワード

SMTPサーバにログインするユーザーのパスワードを設定します。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.smtp.password

通知メールの送信元

通知メールの送信元を設定します。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.from

通知メールの送信先(TO)※2

通知メールの送信先(TO)を設定します。「,」で区切ることで複数のメールアドレスを指定できます。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.to

通知メールの送信先(CC)※2

通知メールの送信先(CC)を設定します。「,」で区切ることで複数のメールアドレスを指定できます。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.cc

通知メールの送信先(BCC)※2

通知メールの送信先(BCC)を設定します。「,」で区切ることで複数のメールアドレスを指定できます。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.mail.bcc

JP1ユーザー名※3

サービスを実行するJP1ユーザー名を設定します。

デフォルトはインストール時にユーザーが指定した値です。

○ 

com.hitachi.software.dna.sys.jp1.username

JP1ユーザーのパスワード※3

サービスを実行するJP1ユーザーのパスワードを設定します。

デフォルトはインストール時にユーザーが指定した値です。

○ 

com.hitachi.software.dna.sys.jp1.password

タスクのログ出力レベル

タスクのログ出力レベルを設定します。

デフォルトは「10」です。

○  

com.hitachi.software.dna.sys.task.log.level

秘密鍵のパスフレーズ(SSH公開鍵認証用)

SSH接続で公開鍵認証を使用する場合に,秘密鍵のパスフレーズを指定します。

− 

com.hitachi.software.dna.sys.ssh.privatekey.passphrase

(凡例)

○:必ず指定します。 −:任意で指定します。

注※1

インストール直後,ビルトインサービス共有プロパティはどのサービスからも参照されていません。利用したいビルトインサービス共有プロパティと同じキーをサービステンプレートの作成時にサービスプロパティとして指定することで,サービス共有プロパティとしてサービスから参照できるようになります。

注※2

メールアドレスが有効なものであることを確認してください。複数のメールアドレスを指定した場合,1つでも無効なメールアドレスがあると,すべてのメールアドレスに対してメールが送信されません。

注※3

次の2つの条件に当てはまるJP1ユーザーの情報を指定してください。

  • 資源グループ「*」に対して,「JP1_AJS_Manager」権限または「JP1_JPQ_Admin」権限が割り当てられている。

  • OSのAdministrators権限またはroot権限を持つOSユーザーがマッピングされている。

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