1.7 サービス共有プロパティの設定
サービス共有プロパティとは,サービス間でプロパティ値を共有するプロパティのことです。
例えば,共通のサーバの管理を目的としたサービステンプレートを使用する場合に,その接続先サーバのホスト名,ユーザーID,およびパスワードをサービス共有プロパティとして定義しておくことで,サービス実行ごとにサーバ情報を入力する手間を軽減できます。
サービス共有プロパティには,サービステンプレートごとに異なるサービス共有プロパティと,JP1/AO内にあらかじめ定義されているビルトインサービス共有プロパティがあります。
- サービス共有プロパティ
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サービス共有プロパティはサービステンプレートのインポート時に操作画面([サービス共有プロパティ]ビュー)の一覧に追加され,サービステンプレートの削除時に削除されます。
サービス共有プロパティの項目および初期値は使用するサービステンプレートによって異なります。
サービステンプレートを作成する場合は,作成時にサービス共有プロパティの項目および初期値を任意に設定できます。
サービス共有プロパティは,ユーザー権限とサービステンプレートの設定に従って,[サービス設定]ダイアログボックスや[サービス実行]ダイアログボックスにも表示されます。
- ビルトインサービス共有プロパティ
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JP1/AOにあらかじめ定義されているサービス共有プロパティをビルトインサービス共有プロパティと呼びます。
ビルトインサービス共有プロパティは,JP1/AOのインストール後に操作画面([サービス共有プロパティ]ビュー)に表示され,プロパティ値を任意に設定できます。ビルトインサービス共有プロパティはJP1/AOシステム共通のため,各サービスの[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスには表示されません。
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