Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


1.7.1 サービス共有プロパティ設定時の注意事項

[サービス共有プロパティ]ビューに表示されるサービス共有プロパティのプロパティ値は,Adminロール,またはDevelopロールを持つユーザーが設定できます。

サービス共有プロパティのプロパティ値を設定すると,サービスを実行した時点(タスクが生成された時点)で設定が適用されます。そのため,サービス実行後に[サービス共有プロパティ]ビューなどでプロパティ値を変更した場合,実行済みのサービスには変更が適用されません。また,[サービス実行]ダイアログボックスで設定したプロパティの値は,そのサービスから生成されるタスクにだけ有効です。実行済みのサービスに適用する場合は,サービスを停止して再度実行する必要があります。

図1‒22 サービス実行後にサービス共有プロパティのプロパティ値を変更した場合の動作

[図データ]

ビルトインサービス共有プロパティのプロパティ値をサービス実行後に変更した場合は,システムがプロパティを使用する時点で適用されます。例えば,サービス実行後に通知メールの送信先(TO)のプロパティ値を変更した場合,メールを通知するタイミングで設定が適用されます。

なお,ビルトインサービス共有プロパティと同じキー名称のプロパティをサービステンプレートのサービス共有プロパティとして定義することもできます。その場合,サービス共有プロパティのプロパティ値を変更するとサービス実行時に適用されます。