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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


1.2.4 ユーザー定義サービスの計測

PFM - Agent for Service Responseが標準でサポートするインターネットサービス以外のサービスを計測したい場合は,計測対象サービスの応答時間などを計測するプログラムを用意し,ユーザー定義コマンドとして登録します。PFM - Agent for Service Responseでは,このプログラムをユーザー定義コマンドといいます。また,ユーザー定義コマンドで計測するサービスをユーザー定義サービスといいます。PFM - Agent for Service Responseでは,ユーザー定義サービスの応答時間を,秒単位で小数点第3位(0.001秒の位)まで計測できます。

ユーザー定義コマンドの計測には,次の二とおりがあります。

ユーザー定義サービス計測の概要を次の図に示します。

図1‒10 ユーザー定義サービス計測の概要

[図データ]

PFM - Agent for Service ResponseのProbe Daemonは,起動時に次の3つのファイルを読み込みます。計測結果は,計測条件ごとにいったんレポートファイルに出力され,一定の間隔でAgent Collectorによって収集されます。

PFM - Agent for Service Responseは,標準でサポートするインターネットサービスの計測と同様に,定義した計測条件に従ってユーザー定義コマンドを計測間隔ごとに呼び出し,継続的に計測します。ただし,1つのユーザー定義サービスについて計測できる項目は1つだけです。1つのユーザー定義サービスについて複数の項目を計測したい場合は,別のユーザー定義コマンドとして定義する必要があります。