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JP1 Version 10 JP1/IT Service Level Management


6.2.9 予備系の論理ホストをセットアップする(JP1/ITSLM - UR)

予備系の論理ホストとしてJP1/ITSLM - URをセットアップします。

JP1/ITSLM - URとJP1/ITSLM - Managerは,どちらからセットアップしてもかまいません。

〈この項の構成〉

(1) 作業の前に

これ以外に確認することは,クラスタシステムで運用していない場合と同じです。「5.1.7 JP1/ITSLM - URをセットアップする」を参照してください。

(2) 作業手順

  1. JP1/ITSLM - URをインストールしたホストのネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドを実行する。

    実行するコマンドは次のとおりです。

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmuripls

    ネットワークインタフェース番号,およびIPアドレスを確認するためのコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmuripls(ネットワークインタフェース番号とIPアドレスの表示)」を参照してください。

  2. jslmuriplsコマンドを実行して確認した情報を基に,セットアップに必要なオプションファイルを作成する。

    オプションファイルについては,「9. コマンド」の「jslmursetup(JP1/ITSLM - URのセットアップ)」を参照してください。

  3. 作成したオプションファイルを任意のフォルダに格納する。

    オプションファイルの格納先は,格納先でのオプションファイルの名称(任意)を含めた絶対パスが255バイト以内の文字列になるようにしてください。

  4. セットアップコマンドを実行する。

    実行するセットアップコマンドは次のとおりです。

    JP1/ITSLM - URのインストール先フォルダ\ur\bin\jslmursetup△-c△standby△オプションファイルの絶対パス

    セットアップコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jslmursetup(JP1/ITSLM - URのセットアップ)」を参照してください。

コマンドが正常に終了すれば,予備系の論理ホストとして使用するJP1/ITSLM - URのセットアップは完了です。

(3) 補足事項

これ以外の補足事項については,クラスタシステムで運用していない場合と同じです。「5.1.7 JP1/ITSLM - URをセットアップする」を参照してください。

(4) 次の作業