1.2 JP1/IM - Service Supportでできること
JP1/IM - Service Supportでは,案件を円滑に解決するために,さまざまな機能を用意しています。JP1/IM - Service Supportでは,アクセス権に応じて利用できる機能が異なります。目的の機能を利用するためには,その機能に応じたアクセス権を持っている必要があります。アクセス権を付与するには次の三つの方法があります。
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システムロールへの所属
システムロールとは,システム管理者向けに用意されたロールです。ユーザー管理ロール,プロセスワークボード管理ロール,作業管理ロールの3種類があります。それぞれのロールには決められた操作に対するアクセス権が割り当てられていて,ロールに所属することで操作へのアクセス権が付与されます。
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プロセスワークボード管理者への設定
プロセスワークボード管理者は,管理先となるプロセスワークボードの案件に対し,すべての操作が実行できます。
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案件に関するアクセス権への付与
参照や編集など,案件に対するそれぞれの操作に応じたアクセス権が用意されています。案件に関するアクセス権は,プロセスワークボードごとに設定できます。プロセスワークボードごとに用意されているアクセス権へ,案件を操作するユーザーやロールを割り当てます。なお,案件を編集する権限は,プロセスワークボードに登録されている案件をすべて編集できる案件の編集権限と,決められたステータスのときにだけ編集できる,ステータスごとの編集権限の2種類があります。
JP1/IM - Service Supportの機能と必要なアクセス権について,環境構築の機能と案件の操作の機能に分けて次の表に示します。
機能 |
必要なアクセス権 |
参照先 |
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ユーザーを追加,編集,削除する |
ユーザー管理ロール |
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ロールを追加,編集,削除する ロールのメンバーを追加,削除する |
ユーザー管理ロール |
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対象システムを追加,編集,削除する |
プロセスワークボード管理ロール |
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プロセスワークボードを追加,編集,削除,参照する |
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アクセス権を割り当てる |
プロセスワークボード管理ロール,またはプロセスワークボード管理者 |
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案件フォームの情報を参照する 案件フォームを削除する プロセスの標準案件フォームを設定する |
プロセスワークボード管理ロール |
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機能 |
必要なアクセス権 |
参照先 |
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次のどれかが必要。
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次のどれかが必要。
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次のどれかが必要。
ただし,登録済みの案件を流用して案件を作成する場合は,流用元および流用先にも上記のアクセス権限が必要。 |
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案件を編集する |
次のどれかが必要。
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案件のステータスを変更する |
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案件をエスカレーションする |
次のどれかが必要。
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案件を削除する |
次のどれかが必要。
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案件を印刷する |
次のどれかが必要。
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案件の情報をCSVファイルに出力する |
次のどれかが必要。
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次のどれかが必要。
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案件のレポートを出力する |
次のどれかが必要。
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案件に関連する情報を参照する |
次のどれかが必要。
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