3.5.5 案件のエスカレーション
現在のプロセスで対応できない案件は,ほかのプロセスにエスカレーションできます。エスカレーションできるプロセスには,ほかの対象システム下にあるプロセスも含まれます。エスカレーション先のプロセスは,[エスカレーション先指定]画面で指定します。なお,エスカレーション元の案件が,ほかのユーザーによって編集中の場合はエスカレーションできません。[エスカレーション先指定]画面を,次の図に示します。
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エスカレーション先を指定すると,エスカレーション先プロセスの[案件作成]画面が,エスカレーション元の情報を引き継いだ状態で表示されます。なお,プロセスごとに案件の表示項目が異なるため,引き継がれる情報はエスカレーション先およびエスカレーション元の案件フォームの両方にある項目だけ情報が引き継がれます。ただし,エスカレーション元の情報が引き継がれない項目もあります。エスカレーション時に引き継がれない項目を,次の表に示します。
項番 |
項目 |
説明 |
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1 |
対象システム |
エスカレーション先のプロセスワークボードに設定された対象システム名が自動で設定される。 |
2 |
プロセス |
エスカレーション先のプロセスワークボードに設定されたプロセス名が自動で設定される。 |
3 |
案件ID |
案件をJP1/IM - Service Supportに登録したときに,自動で設定される。 |
4 |
プロセス間ID |
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5 |
登録者 |
エスカレーションしたユーザーの名前が自動で設定される。 |
6 |
登録日時 |
案件をJP1/IM - Service Supportに登録したときに,自動で設定される。 |
7 |
更新日時 |
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8 |
ステータス |
エスカレーションするユーザーが設定する。 |
9 |
担当者 |
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10 |
案件ごとの参照権限所有者 |
また,項目の型が異なる場合は,次に示す表に従って情報を引き継ぎます。
項番 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
追加項目:テキスト (JIMSD_FORM_USERTEXT01〜JIMSD_FORM_USERTEXT20) |
textarea型からtext型にエスカレーションした場合,改行を無視して情報を引き継ぐ。 |
2 |
追加項目:ユーザー (JIMSD_FORM_USEREXTTYPE01〜JIMSD_FORM_USEREXTTYPE05) |
エスカレーション元と先で型(userまたはuserrole)が異なる場合は情報を引き継がない。 |
3 |
追加項目:リンク (JIMSD_FORM_REFINFO01〜JIMSD_FORM_REFINFO05) |
エスカレーション元と先で型(aimまたはurl,item)が異なる場合は情報を引き継がない。 |