JP1/Integrated Management - Message Optimizer
マネージャーホストが発行しているメッセージに対して,実行先のエージェントホストをマッピングして,発行元として定義します。これをマッピング機能と呼びます。発行元のエージェントごとにメッセージを分けたい場合に使用します。この機能を有効にすると,マネージャーホストと実行先のエージェントホストが自動的にマッピングされ,エージェントホストが発行元として定義されます。マッピング機能を使用するイメージを次の図に示します。
図2-25 マッピング機能を使用するイメージ
マッピング機能を有効にしない場合は図2-25の1.のように,マネージャーホストの名称が発行元として学習されます。マッピング機能を有効にすると,図2-25の2.のようにエージェントホストを発行元として定義するため,エージェントごとに別の変換メッセージを定義できるようになります。
この機能が使用できるJP1イベントを次の表に示します。
表2-4 イベントの実行先が発行元として定義されるJP1イベント一覧
| マッピングされるイベント | イベントの発行元となるエージェント | 対応しているJP1イベントの属性 |
|---|---|---|
| JP1/AJS3またはJP1/AJS2のジョブの開始またはジョブの終了のJP1イベント | 実行先ホスト | E.C0 |
| JP1/PFMのJP1イベント | エージェントホスト名 | E.JPC_AGENT |
| NNMiインシデント変換のJP1イベント | オリジナルイベントのソースノード | E.NNMI_SRC_NODE_NAME |
| JP1/IM - Managerのリモート監視機能のJP1イベント(ログファイルトラップ) | 監視対象ホスト(監視対象ホスト名) | E.JP1_SOURCEHOST |
| JP1/IM - Managerのリモート監視機能のJP1イベント(イベントログトラップ) | 監視対象ホスト(コンピュータ名) | E.A1 |
| JP1/IM - Managerの発生元ホストマッピング機能により発生元を設定したJP1イベント | 発生元ホスト名 | E.JP1_SOURCEHOST |
この機能を有効にするためには,環境設定ファイルの「EVTSRC_MAPPING」の値を変更します。環境設定ファイルの詳細については,「4.4.1 環境設定ファイルの設定方法」を参照してください。
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