5.1.5 重要イベントだけを表示する
画面に重要イベントだけを表示するには,[イベントコンソール]画面の[重要イベント]ページを選択します。[重要イベント]ページのイベント一覧には,[イベント監視]ページに表示されているJP1イベントのうち,重要イベントだけが表示されます。
[重要イベント]ページのイベント一覧では,左端の列に重要イベントへの対処状況を示す対処状況マークが表示されます。
繰り返しイベントの集約表示機能を使用している場合には,自動的にJP1イベントの対処状況マークが表示されます。
対処状況の種類と,その対処状況を示す対処状況マークを次に示します。
対処状況 |
対処状況マーク |
---|---|
対処済 |
|
処理中 |
|
保留 |
|
未対処 |
(無印) |
異なる対処状況※ |
! |
どのようなときにそれぞれのマークを使うかは,運用に合わせて決めてください。
どのJP1イベントを重要イベントとするかは,管理者が定義できます。デフォルトでは,重大度が「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」のJP1イベントが重要イベントとなっています。
[重要イベント]ページに表示されている重要イベントの数が,画面に表示できるイベント数の最大値を超えると,古い重要イベントから消去されます。このとき,最初に消去されるのは対処済の重要イベントです。対処済の重要イベントがない場合は,未対処,保留,処理中の重要イベントのうち最も古いイベントが削除されます。この場合は,状態にかかわらず,古い重要イベントから削除されます。なお,統合監視DBを有効にすると,統合監視DBに格納されているすべてのイベントを表示できます。イベントは,スライダーでイベント表示位置を移動して表示します。統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.4.2 統合監視DBの設定」を参照してください。
また,繰り返しイベントの監視抑止機能を使用している場合,イベント一覧から集約イベントを削除すると,1件目(最も古い繰り返しイベント)から100件目までの繰り返しイベントのうち,削除されていない繰り返しイベントを削除します。101件目以降の繰り返しイベントは,削除されません。また,繰り返しイベントを削除しても,集約件数は減少しません。
表示フィルターが設定されている場合は,表示するJP1イベントをさらに絞り込むことができます。[フィルター名]リストボックスから適用するフィルターを選択し,[表示フィルター]チェックボックスをチェックします。それによって,設定されているフィルターの条件に一致するJP1イベントだけが表示されます。
[ユーザー環境設定]画面の[カラーリング]で[有効]チェックボックスをチェックしていた場合,イベントの重大度に基づいてイベントの行に背景色がつきます。