6.2.4 クラスタソフトへの登録(Windowsの場合)
JP1/IM - Managerをクラスタ運用するには,論理ホストのJP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseをクラスタソフトに登録して,クラスタソフトからの制御で起動・停止するように設定します。
JP1/IM - Managerをクラスタソフトに登録する設定内容は,次のとおりです。
起動については,次の表,項番1〜4の順番でサービスを起動してください(JP1/Base,JP1/IM - Managerの順番で起動する)。
項番 |
名前 |
サービス名 |
依存関係 |
---|---|---|---|
1 |
JP1/Base Event 論理ホスト名 |
JP1_Base_Event 論理ホスト名 |
IPアドレスリソース 物理ディスクリソース |
2 |
JP1/Base_論理ホスト名 |
JP1_Base_論理ホスト名 |
項番1のクラスタリソース |
3 |
JP1/IM-Manager DB Cluster Service_論理ホスト名※1 |
HiRDBClusterService_JM<n>※2 |
項番1および項番2のクラスタリソース |
4 |
JP1/IM - Manager_論理ホスト名 |
JP1_Console_論理ホスト名 |
項番1,項番2および項番3のクラスタリソース※3 |
- 〈この項の構成〉
(1) クラスタソフトへの登録
(a) MSCS(Microsoft Cluster Service)またはWSFC(Windows Server Failover Cluster)の場合
JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseのサービスを,MSCSまたはWSFCのリソースとして登録します。各リソースの設定は次のようにします。次の[]は,MSCSの設定項目です。WSFCの設定方法については,WSFCのマニュアルを参照してください。
-
[リソースの種類]は「汎用サービス」として登録する。
-
[名前][依存関係][サービス名]を表のとおりに設定する。
なお,名前はサービスを表示するときの名称で,サービス名はMSCSから制御するサービスを指定するときの名称です。
-
[起動パラメータ]および[レジストリ複製]は,設定しない。
-
プロパティの[詳細設定]ページを,JP1/IM - Managerの障害時にフェールオーバーするかしないかの運用に合わせて設定する。
例えば,JP1/IM - Managerの障害時に,フェールオーバーするように設定するには,[再開する]チェックボックスと[グループに適用する]チェックボックスをチェックし,3回を目安に再起動試行回数の[しきい値]を設定してください。
(b) サービスの起動停止コマンドを登録する場合
JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseのサービスを,起動・停止するようクラスタソフトに登録してください。例えば,表の「名前」の項目で示すサービスを,netコマンドで起動停止するように設定してください。
なお,JP1/IM - ManagerおよびJP1/Baseの動作確認する場合は,次のコマンドを使ってください。
-
jco_spmd_status
JP1/IM - Manager(IMデータベースを除く)の動作確認をする場合
-
jimdbstatus
IMデータベースを使用時にIMデータベースの動作確認をする場合
-
jbs_spmd_status
JP1/Baseの動作確認をする場合
-
jevstat
JP1/Baseイベントサービスの動作確認をする場合
これらのコマンドの使い方については,各コマンドのリファレンスを参照してください。また「6.3.4 クラスタソフトへの登録(UNIXの場合)」の説明を参考にしてください。