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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド


6.2.5 設定変更時の作業

クラスタシステムでの運用開始後に実行系サーバの設定を変更した場合には,その内容を待機系サーバにも反映して同期をとる必要があります。同期をとらないと,フェールオーバーしたときに実行系サーバの動作と待機系サーバの動作が変わってしまうことがあります。

次に示す場合には,実行系サーバおよび待機系サーバの両サーバでの設定変更をしてください。

〈この項の構成〉

(1) ファイルでの設定変更

次のファイルを編集し,jbssetcnfコマンドで設定を有効にした場合には,実行系サーバから待機系サーバに共通定義情報をコピーする必要があります。

セットアップ手順の「6.2.2(4) 共通定義情報のコピー」で説明した手順で,共通定義情報をコピーするようにしてください。

なお,共通定義情報にはJP1/Base,JP1/IM - Manager,JP1/AJS,およびJP1/Power Monitor(06-02以降)の設定情報が格納されています。論理ホストにこれらの製品がセットアップされている場合は,設定情報が一緒にコピーされます。

(2) コマンドでの設定変更

jcochafmodeコマンド,jcochcefmodeコマンド,およびjcocmddefコマンドを実行して,設定を変更した場合には,実行系サーバおよび待機系サーバの両サーバで同様の設定をする必要があります。