JP1/Base 運用ガイド

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コマンド一覧

JP1/Baseで使用できるコマンドの一覧を次に示します。なお,表中では,Windows,UNIXでの対応を凡例のように表記しています。

(凡例)
○:対応している。
−:対応していない。
スーパーユーザー:Windowsの場合,Administratorsを意味する。

起動管理機能で使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
JP1SVPRM.DATファイルの作成 cpysvprm(Windows限定) なし

ネットワーク設定の確認で使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
ネットワーク設定の確認 jp1ping なし

JP1/Baseのプロセスの起動・終了およびセットアップなどで使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
統合トレース(HNTRLib2)の起動 hntr2mon(UNIX限定) スーパーユーザー
統合トレース(HNTRLib2)の終了 hntr2kill(UNIX限定) スーパーユーザー
統合トレース(HNTRLib2)の設定変更 hntr2util(Windows限定) スーパーユーザー
hntr2util(UNIX限定) スーパーユーザー
hntr2conf スーパーユーザー
統合トレース(HNTRLib2)の設定表示 hntr2getconf なし
統合トレース(HNTRLib2)を利用するPP名称の出力 hntr2getname(Windows限定) スーパーユーザー
JP1/Baseのセットアップ jp1base_setup(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを含めたJP1/Baseの起動 jbs_start(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを含めたJP1/Baseの終了 jbs_stop(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを除くJP1/Baseのプロセスの起動 jbs_spmd(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを除くJP1/Baseのプロセスの終了 jbs_spmd_stop スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを除くJP1/Baseのプロセスの状態確認 jbs_spmd_status スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスを除くJP1/Baseのプロセスの再読み込み処理 jbs_spmd_reload スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
クラスタシステムで運用するための設定 jp1bshasetup(Windows限定) スーパーユーザー
jp1base_setup_cluster(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
jbs_setup_cluster(Windows限定) スーパーユーザー
クラスタシステムでの起動 jbs_start.cluster(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
クラスタシステムでの終了 jbs_stop.cluster(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
クラスタシステムで運用中のJP1/Baseプロセスの強制終了 jbs_killall.cluster(UNIX限定) スーパーユーザー
JP1/Base管理者コンソールの起動 jbsadmin(Windows Vista限定) スーパーユーザー

バージョンアップに関するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
バージョン7以前のJP1/Baseのコマンド実行履歴をバージョン8以降用のコマンド実行履歴ファイルに移行する jcocmdconv スーパーユーザー

ユーザー管理機能で使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
認証サーバの設定 jbssetusrsrv(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
jbssetupsrv(Windows限定) スーパーユーザー
認証サーバの確認 jbslistsrv スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
認証サーバの閉塞 jbsblockadesrv スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
認証サーバの閉塞解除 jbsunblockadesrv スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1ユーザーの登録 jbsadduser スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1ユーザーの削除 jbsrmuser スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
登録したJP1ユーザーの表示 jbslistuser スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
登録済みJP1ユーザーのパスワードの変更 jbschgpasswd スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1ユーザーの操作権限の登録 jbssetacl スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1ユーザーの操作権限の削除 jbsrmacl スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
登録したJP1ユーザーの操作権限の表示 jbslistacl スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/Base管理者の設定 jbssetadmingrp(UNIX限定) スーパーユーザー
マッピング情報の生成,共通定義への登録 jbsmkumap スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者※1
マッピング情報の個別登録 jbssetumap スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者※1
マッピング情報の個別削除 jbsrmumap スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
登録済みマッピング情報の一覧表示 jbsgetumap スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
OSユーザーのパスワード管理情報のメンテナンス用プログラム jbspassmgr(Windows限定) スーパーユーザー
OSユーザーの個別登録,個別パスワード情報変更 jbsumappass(Windows限定) スーパーユーザー
OSユーザーの個別削除 jbsrmumappass(Windows限定) スーパーユーザー
OSユーザーのパスワード情報の共通定義への一括登録 jbsmkpass(Windows限定) スーパーユーザー
認証サーバの操作権限に関する定義情報の表示 jbsacllint スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
認証サーバの操作権限に関する定義情報の再読み込み jbsaclreload スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
連携するディレクトリサーバの変更 jbschgds(Windows限定) ※2 スーパーユーザー
連携するディレクトリサーバの設定確認 jbschkds(Windows限定) ※2 スーパーユーザー

注※1 マッピング情報にスーパーユーザーを設定する場合は,スーパーユーザー権限が必要です。JP1/Base管理者権限だとエラーになります。

注※2 Windows XP Professional,Windows Server 2003およびWindows Server 2008で実行できます。


イベントサービスで使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
転送設定ファイルのリロード jevreload スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントDBの初期化 jevdbinit スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
重複防止テーブルの再構築 jevdbmkrep スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントDBの切り替え jevdbswitch スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントDBのcsvファイルへの出力 jevexport なし
イベントサーバのサービスの追加登録 jevregsvc(Windows限定) スーパーユーザー
手動でのイベントサービスの起動 jevstart(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
手動でのイベントサービスの終了 jevstop(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスの状態確認 jevstat スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサーバへのJP1イベントの登録 jevsend なし
イベントサーバへのJP1イベントの登録および到達確認 jevsendd なし
イベントログトラップ動作定義ファイルのリロード jeveltreload(Windows限定) スーパーユーザー
ログファイルトラップ管理デーモンの起動 jevlogdstart(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップ管理デーモンの終了 jevlogdstop(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップ管理サービス(デーモン)の状態確認 jevlogdstat スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップの起動 jevlogstart スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップの終了 jevlogstop スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップの起動(クラスタ運用限定) jevlogstart(クラスタ運用限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップの終了(クラスタ運用限定) jevlogstop(クラスタ運用限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップ動作定義ファイルのリロード jevlogreload スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ログファイルトラップの状態確認 jevlogstat スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスの定義情報の収集 jevdef_get スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
イベントサービスの定義情報の配布 jevdef_distrib スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

ISAMファイル(索引順編成ファイル)の操作および保守に関するユーティリティコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
キーの追加,削除,再構築 Jiskeymnt スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ファイルの変換 Jisconv スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ファイルの検証 Jischk スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ファイルの抽出 Jisext スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
リソースの設定支援 Jislckreg(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
レコード内容の表示 Jisprt スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
リソースの削除 Jisrsdel(UNIX限定) スーパーユーザー
キー定義情報の表示 Jisinfo スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ファイルの圧縮 Jiscond スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
ロックテーブルの拡張 Jislckext スーパーユーザー
ロックテーブル情報の表示 Jismlcktr(Windows限定) スーパーユーザー
ロックエントリー情報の削除 Jislckfree(Windows限定) スーパーユーザー
ファイル・レコード占有状態の確認,解除 Jislckclear(Windows限定) スーパーユーザー
ファイルのコピー Jiscpy スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
レコードの抽出 Jisktod スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

稼働情報および共通定義情報の採取,登録,および削除コマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
稼働情報の採取 jbsgetopinfo スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
共通定義情報の採取 jbsgetcnf スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
共通定義情報の登録 jbssetcnf スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
共通定義情報の削除 jbsunsetcnf スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

JP1独自のhosts情報に関するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
jp1hosts情報の登録 jbshostsimport スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
jp1hosts2情報の登録 jbshosts2import スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
jp1hosts情報の確認 jbshostsexport スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
jp1hosts2情報の確認 jbshosts2export スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

トラブルシューティングで使用するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
障害発生時の資料の採取 jbs_log.bat(Windows限定) スーパーユーザー
jbs_log.sh(UNIX限定) スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

構成定義に関するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
JP1/IMの構成定義情報の下位ホストへの配布 jbsrt_distrib スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IMの下位ホストからの構成定義情報の収集,および更新 jbsrt_sync スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IMの構成定義情報の削除 jbsrt_del スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IMの構成定義情報の表示 jbsrt_get スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

ローカルアクション,自動アクション,およびコマンド実行に関するコマンド

機能概要 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限
実行待ちおよび実行中のローカルアクションの一覧出力 jbslistlcact スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
実行待ちおよび実行中のローカルアクションのキャンセル jbscancellcact スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IMのコマンド実行環境の設定 jcocmddef スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IMから実行したコマンドの履歴の出力 jcocmdlog なし
JP1/IM - Viewから実行したコマンド,自動アクションで実行したコマンドの削除 jcocmddel スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者
JP1/IM - Viewから実行したコマンド,自動アクションで実行したコマンドの状態確認 jcocmdshow スーパーユーザーまたはJP1/Base管理者

なお,以降のコマンドの説明では,コマンドはアルファベット順に記載されています。

JP1/Base管理者コンソール(Windows Vista,Windows Server 2008の場合)

(1)JP1/Base管理者コンソールの概要
JP1/Baseでは実行権限に管理者権限が必要なコマンド(管理者用コマンド)を提供しています。
JP1/Base管理者コンソールは管理者用コマンドを実行するためのコマンドプロンプトです。
Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)が有効な場合は,管理者コンソールからコマンドを実行してください。
(2)起動方法
スタートメニューから[プログラム]−[JP1_Base]−[管理者コンソール]を選択すると起動します。
(3)停止方法
プロンプト上でexitコマンドを入力,またはCloseボタン(×)をクリックすると停止します。
(4)動作のカスタマイズ
JP1/Base管理者コンソールを起動したときに任意の環境変数の設定やカレントパスの変更などのカスタマイズ情報を,JP1/Base管理者コンソールが提供するプロファイルバッチプログラムを編集すると定義できます。
プロファイルバッチプログラムは,インストール先フォルダ\conf\jbsadmin\profile.batです。
[プロファイルバッチプログラムの初期設定]
@echo off
 
rem #------------------------------------------------------------------
rem # ここにJP1/Base管理者コンソールのプロファイル情報(環境変数など)
rem # を設定できます.
rem #------------------------------------------------------------------
 
echo JP1/Base 管理者コンソール
 
@echo on
例えば環境変数JP1_HOSTNAMEにlogicalと設定したい場合,次のように定義します。
@echo off
 
rem #------------------------------------------------------------------
rem # ここにJP1/Base管理者コンソールのプロファイル情報(環境変数など)
rem # を設定できます.
rem #------------------------------------------------------------------
 
echo JP1/Base 管理者コンソール
set JP1_HOSTNAME=logical
 
@echo on