画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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付録B.1 リターンコード

メインフレームとPCに処理を分散する環境では,関数の戻り値として,処理結果を示すリターンコードを返します。また,リターンコードの詳細として通信論理マップのリターンコード詳細エリアにリターン情報を格納し,通信論理マップに返します。リターンコードとその意味を次の表に示します。

表B-1 リターンコードと意味

リターンコード 意味
0 正常終了。
4 異常終了(画面送受信はできたが,送受信内容にエラーがある)。
8 異常終了(画面送受信ができなかった)。
12 通信論理マップ不正(エリアアドレス,またはエリア中の設定値が不正)。

リターンコードが「8」の場合は,エラーの詳細コードが,通信論理マップのリターンコード詳細エリアに設定されます。リターンコードが「4」または「12」の場合は,通信論理マップに詳細コードは設定されません。

メインフレーム連携利用時に発生する詳細コードには,メインフレーム連携固有の詳細コード,画面表示と帳票印刷それぞれで発生する詳細コード,および画面表示と帳票印刷で共通する詳細コードがあります。メインフレーム連携固有の詳細コードの内容と対策について次の表に示します。

画面表示で発生する詳細コード,および共通の詳細コードの内容と対策についてはマニュアル「XMAP3 プログラミングガイド 画面編」を,帳票印刷で発生する詳細コードおよび共通の詳細コードの内容と対策についてはマニュアル「XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」を参照してください。

表B-2 詳細コードのエラー内容と対策

詳細コード エラー内容と対策
16進 10進
(7000)16 28672 仮想端末がオープンされていない。
(S)処理を終了する。
(P)メインフレーム上のAPから,オープン要求を発行する。
(7001)16 28673 オープンできる仮想端末の最大数を超えた。
(S)処理を終了する。
(P)PCに対してのオープン処理が15を超えている。不要なオープン処理が出ていないか確認して,不要なものはクローズし,再実行する。
(7002)16 28674 すでにオープンされている仮想端末に対してオープン要求をした。
(S)処理を終了する。
(P)オープン要求した仮想端末名が正しいか確認して,再実行する。

(凡例)
(S):システムの処理。
(P):プログラマの処理。