画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド
実際の運用では,印刷時の用紙制御はPAGECモジュールによって行われます。また,タイプ3書式は,PAGECモジュールで指定された論理ページ内に印刷されます。
そのため,ドローのレイアウト領域は,PAGECモジュールで指定した論理ページサイズに合わせる必要があります。PAGECモジュールの論理ページサイズを調べ,ドローのレイアウト領域の大きさを求めます。なお,PAGECモジュールについては,次のマニュアルを参照してください。
以下に,ドローのレイアウト領域の大きさを求める例を示します。図中の網掛け部分をドローのレイアウト領域の大きさとします。
ドローで指定する給紙サイズは,実際の運用に影響しませんが,プレビューやテスト印刷で定義内容を確認するために必要です。
指定する給紙サイズは,印刷可能領域として決定したレイアウト領域よりも大きいものにします。どの印字可能領域よりも大きいレイアウト領域を指定する場合は,「フリー」を指定し,定義内容の確認はドローの縮小表示で行ってください。
連続紙の場合,次の表を参考に決定してください。例1で指定するドローの給紙サイズは「A4横」になります。
カット紙の場合,運用で使用する用紙サイズ,印刷向きを使用します。例2の場合,ドローで指定する給紙サイズは「A4横」になります。
表20-1 連続紙のサイズと印字可能領域
給紙サイズ | 最大の印字可能領域※(縦ドット×横ドット) |
---|---|
A3縦 | 3,874 × 2,712 |
A3横 | 2,712 × 3,874 |
A4縦 | 2,712 × 1,890 |
A4横 | 1,890 × 2,712 |
A5縦 | 1,890 × 1,304 |
A5横 | 1,304 × 1,890 |
B4縦 | 3,345 × 2,334 |
B4横 | 2,334 × 3,345 |
B5縦 | 2,334 × 1,625 |
B5横 | 1,625 × 2,334 |
定義するタイプ3書式のイメージに合ったます目を決定します。ます目は,ドローで定義するときの項目位置や範囲の単位として利用します。また,固定フィールドおよび出力フィールドの,「文字サイズ」および「文字の間隔」の標準値になります。ます目として指定できる範囲は,「付録D.4(2) ドローで指定できるます目の範囲」を参照してください。
例えば,例1で求められたレイアウト領域に,行間隔6LPI,文字サイズ9ポイント,文字の間隔0ポイントのます目で定義する場合,45行,132列のます目ができます。
なお,CPI指定はパネル定義文生成時に文字サイズと文字間隔の組み合わせに変換され,定義時の内容と実際の印刷結果が異なってしまいますので,指定しないでください。文字サイズと文字間隔の組み合わせを次の表に示します。
表20-2 文字サイズと文字間隔の組み合わせ
指定するCPI (列のドット数) |
変換に使用する組み合わせ | 変換後の列 のドット数 |
|
---|---|---|---|
文字サイズ(ドット数) | 文字の間隔(ドット数) | ||
10CPI(24) | 9ポイント(16) | 5ポイント(8) | 24 |
12CPI(20) | 9ポイント(16) | 2ポイント(3) | 19※ |
15CPI(16) | 7ポイント(12) | 2ポイント(3) | 15※ |
決定した内容と同じ情報を持つパターンがXMAP3の標準レイアウトパターンにない場合,決定した内容を「ユーザ用レイアウトパターン」として登録して,帳票定義のひな形として使用できます。この場合,毎回の設定がなくなるため,定義の効率と精度を向上させることができます。XMAP3の標準レイアウトパターンの内容は,「付録D.4(3) 標準提供しているレイアウトパターンの内容」を参照してください。
ユーザ用のレイアウトパターンは,ターゲット環境の種類に関係なく,32個まで登録できます。
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