画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド
円の位置とサイズの指定方法は,FOG2 E2とPCのXMAP3とで異なります。それぞれの場合の指定方法を次の図に示します。
図18-4 円の位置とサイズの指定方法
したがって,インポートでの変換時に,円の位置とサイズは次のように変換されます。
ただし,エクスポート時には,円の中心位置と半径を算出して変換します。したがって,ドローで位置を変更しないかぎり,インポート前とエクスポート後とで円の位置が異なることはありません。
円弧の位置とサイズの指定方法は,FOG2 E2と,PCのXMAP3とでは異なります。指定方法を次の図に示します。
図18-5 円弧の位置とサイズの指定方法の違い
このため,インポート時に,記述文に指定した中心位置,半径,開始角度,および終了角度から,開始位置と終了位置を算出して変換します。
ただし,エクスポート時には,開始位置と終了位置から円弧の中心位置,半径,開始角度,および終了角度を算出して,できるだけインポート前と同じ位置になるように変換します。したがって,ドローで位置を変更しないかぎり,インポート前とエクスポート後とで円弧の位置が大きく異なることはありません。
また,メインフレームでは円弧の角度を自由に指定できますが,PCで指定できるのは,小(30度),中(60度),または大(90度)だけです。したがって,それ以外の大きさの角度を持つ円弧をPCにインポートした場合は,近い大きさの角度に変更されるか,または複数の円弧の組み合わせに変更されます。
円弧の変更規則を次に示します。
円弧の内角の大きさとインポート後の曲率との関係を次の表に示します。
表18-11 円弧の内角の大きさと曲率との関係
作成する内角の大きさ | インポート後の円弧の角度 |
---|---|
1〜29度 | 小 |
30度 | 小 |
31〜59度 | 中 |
60度 | 中 |
61〜89度 | 大 |
90度 | 大 |
したがって,円弧はインポート時に複数に分割される場合があります。分割される例を次の図に示します。
図18-6 インポート時の円弧の変換
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