画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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10.4.4 DCCM3の機能を代替する

DCCM3の機能で,XMAP3では使用できないものがあります。そのため,メインフレーム上のAPまたはPC上の画面管理プログラムで同等の機能を実現する必要があります。

DCCM3の機能でXMAP3では利用できないものについて,APまたは画面管理プログラムで代替する方法を説明します。

<この項の構成>
(1) XMAPCTRL文の機能
(2) マッピングオプション

(1) XMAPCTRL文の機能

(a) 入力論理マップのクリア文字

DCCM3のXMAPCTRL文では,PADCHRオペランドで入力論理マップのクリア文字を指定しますが,XMAP3ではこの機能をそのまま利用することはできません。マップを再定義するか,または画面管理プログラムを変更してください。画面管理プログラムを変更する方法については,「11. PCでの画面管理プログラムの利用と作成」を参照してください。

(b) データ有無コード

通信論理マップ内の「データ有無コード」の項目で設定します。通信論理マップについては,「10.2 VOS1側のインタフェース」を参照してください。

(c) リテラルキー

マップのPFキーを指定して,画面制御を作り直してください。

(2) マッピングオプション

DCCM3では,マッピングオプションは自動的に指定されますが,XMAP3でPCと処理を分散する場合,メインフレーム上のAPで指定する必要があります。

マッピングオプションは,通信論理マップで指定します。エリア名称を次に示します。

また,マッピングオプションに指定する内容は次のとおりです。

スペースまたは'0'を指定した場合
論理項目,または制御項目に指定したデータを使って画面を表示します。ただし,表示属性の変更指示をしない項目の属性は,画面定義時に指定した表示属性となります。

'2'を指定した場合
論理項目,または制御項目に指定したデータを使って画面を表示します。ただし,表示属性の変更指示をしない項目の属性は,前画面の表示属性となります。

'3'を指定した場合
論理項目,または制御項目に指定したデータを無視して,画面定義時の情報だけで画面を表示します。