画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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5.4.5 既存APの流用

T-560/20端末の画面や帳票に対し,MPPで入出力を実行する既存APを流用したいときは,次のような方法で流用できます。

ただし,どちらの方法でも分岐メッセージによる帳票出力ができないため,帳票を出力するAPを新たに作成する必要があります。

以下に,帳票だけ拡張ホストアクセスによる,メインフレーム・PC連携機能を利用した場合のプログラム変更例を示します。

  1. CommuniNetで画面出力用と帳票出力用の画面端末をそれぞれ定義しておき,あらかじめ,同一PC上でそれらを起動しておきます。
  2. 分岐メッセージとして帳票を出力していたSEND文を,帳票出力用の画面端末定義に出力するようAPを変更します。
    このとき,SEND文の形式や内容を「5.1.1 XDM/DCCM3での拡張ホストアクセス(論理マップ長≦2,920バイトの場合)」の図5-2で示した,「3 メインフレームAPからのオープン命令」の内容と同じようにします。
  3. 以下の処理を順次,実行するAPを作成します。
    • 帳票の出力処理
    • 帳票のクローズ処理
    • 帳票出力の終了処理

T-560/20端末の画面や帳票に対し,MPPで入出力を実行する既存APを流用する仕組みを次の図に示します。

図5-10 既存AP流用時の処理内容の修正概要

[図データ]