画面・帳票サポートシステム XMAP3 メインフレーム連携ガイド

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3.1 開発環境の設定

XMAP3の開発環境を,メインフレーム用とPCで分散して処理するための画面・マップ帳票を定義する環境に設定します。開発環境のセットアップについては,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

次に示すターゲット環境の設定は,必ず実行してください。

<この節の構成>
(1) ターゲット環境の設定
(2) 動的変更テーブルの更新

(1) ターゲット環境の設定

XMAP3のドローセットアップを起動させます。セットアップダイアログの[運用管理者用の設定]ボタンを選択して,運用管理者用の設定を活性状態にしてください。

セットアップダイアログの[ターゲットの設定...]ボタンをクリックしてください。ターゲット環境の設定ダイアログが表示されます。

[図データ]

「メインフレーム-PC分散用の画面・帳票開発」を選択して[OK]ボタンをクリックしてください。メインフレームとPCで処理を分散するためのマップを生成する開発環境になります。

注意
ドローセットアップを起動しているときは,XMAP3のほかの機能を起動させないでください。

(2) 動的変更テーブルの更新

Windows/UNIXとメインフレームではデータ有無コードに違いがあるので,ターゲット環境を変更すると,動的変更テーブルの更新が必要になることがあります。また,ドローセットアップで修飾名を変更した場合も,動的変更テーブルが更新されます。

この場合,ドローセットアップで設定を保存するときにX3MODTBLの更新ダイアログが表示されます。

[図データ]

ファイル名や出力先を変更する場合は,[参照...]ボタンをクリックして指定してください。

[OK]ボタンをクリックすると,動的変更テーブルにデータ有無コードが書き込まれます。上書きする場合は,日付確認のメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,新しい動的変更テーブルが生成され,上書き前の動的変更テーブルはX3MODBAK.CBL,X3MODBAK.Hとして保存されます。

なお,「X3MODTBL.H」はC言語用の動的変更テーブルです。メインフレーム−PC分散用のマップを生成する場合は使用しません。

更新後の動的変更テーブルの先頭部分は次のようになります。

[図データ]

ドローセットアップでのターゲット環境とデータ有無コードの関係を次の表に示します。

表3-1 ターゲット環境の設定とデータ有無コードの関係

ターゲット環境の設定 データ有無コード
VOS3用の画面・帳票開発 X'3F'
VOS1用の画面・帳票開発 X'3F'
VOSK用の画面・帳票開発 X'3F'
メインフレーム−PC分散用の画面・帳票開発 X'3F'
AIX(文字コード:シフトJIS)用の画面・帳票開発 X"1F"
AIX(文字コード:EUC)用の画面・帳票開発 X"1F"
HP-UX(文字コード:シフトJIS)用の画面・帳票開発 X"1F"
Solaris(文字コード:シフトJIS)用の画面・帳票開発 X"1F"
Solaris(文字コード:EUC)用の画面・帳票開発 X"1F"
Linux(文字コード:EUC)用の画面・帳票開発 X"1F"
Windows用の画面・帳票開発 X"1F"

アプリケーションでほかの値のデータ有無コードを使用する場合は,動的変更テーブルを修正してください。