画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門
- <この節の構成>
- (1) インストール時のトラブルには
- (2) レイアウト定義時のトラブルには
- (3) テスト表示/印刷時のトラブルには
- (4) コンパイル時のトラブル(COBOL2002またはCOBOL85を使用する場合)には
- (5) 実行時のトラブルには
XMAP3のインストールでトラブルが発生した場合には,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。
レイアウト定義時にトラブルが発生した場合には,XMAP3ヘルプのドローに関するヘルプを参照してください。
テスト表示/印刷時にトラブルが発生した場合は,XMAP3ヘルプの開発時のトラブルに関するヘルプを参照してください。また,エラーメッセージとリターンコードについても,XMAP3ヘルプを参照してください。
(4) コンパイル時のトラブル(COBOL2002またはCOBOL85を使用する場合)には
アプリケーションプログラムのコンパイル時の主なエラーとその対処を表E-1に,リンケージ時の主なエラーとその対処を表E-2に示します。
- 注意
- エラーコードの「KCCC」はCOBOL85では「KCCB」になります。
XMAP3ヘルプでも対処方法を知ることができます。
表E-1 コンパイル時の主なエラー(COBOL2002またはCOBOL85)
エラー 意味 対処方法 KCCC1076C-S COPY文で取り込もうとしているファイルが,APのソースが格納されているフォルダ中にないことが考えられる。 ファイルが,APのソースが格納されているフォルダ中にあるか見直し,ない場合はファイルをコピーしてコンパイルし直す。 KCCC1076C-S COPY文で取り込もうとしているファイルの名称が誤っていることが考えられる。 XMAP3で作成した論理マップファイルの名称であるか見直し,ファイルの名称が誤っているときは正しい名称に修正してコンパイルし直す。 KCCC3015C-S データ名,または変数名に不当な文字を指定していることが考えられる。 データ名,および変数名を見直す。 KCCC3015C-S 必要なテーブル「X3MODTBL」がAPを格納しているフォルダにないことが考えられる。 APを格納しているフォルダに次のファイルをコピーして,コンパイルし直す。
「XMAP3インストールフォルダ
\Include\X3MODTBL.cbl」表E-2 リンケージ時の主なエラー(COBOL2002またはCOBOL85)
エラー 意味 対処方法 LNK1104 アプリケーション実行時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。 コンパイル環境のPCにXMAP3の開発モデルがインストールされているか確認する(CALL文のインタフェースで作成したアプリケーションの場合はリンケージ環境)。 LNK2001
LNK1120リンケージ時に必要なXMAP3のライブラリを参照できない。 リンケージオプションを次の手順で設定する。
COBOL2002,COBOL85 Version 7,およびVersion 6の場合
COBOL85 Version 5.0の場合
- COBOL開発マネージャの[プロジェクト]−[プロジェクトの設定]コマンドを選ぶ。
- 「リンク」タブの「ライブラリの指定」にチェックを入れる。
表示されるダイアログの設定内容に,次の内容を追加する。
"XMAP3インストールフォルダ
\LIB\x3mwdr32.lib"
- COBOL開発マネージャの[オプション]から[リンカ]を選択する。
- リンカオプション設定ダイアログボックスで,次のように設定する。
リンカオプション:何も指定しない
インポートライブラリ/ユーザ指定ライブラリ:
"XMAP3インストールフォルダ
\LIB\x3mwdr32.lib"
アプリケーションプログラムの実行時の主なエラーとその対処をE-3に示します。
またXMAP3ヘルプでも対処方法を知ることができます。
表E-3 実行時の主なエラー(COBOL2002またはCOBOL85のコンソール画面)
エラー 意味 対処方法 KCCC5008R-S エラーコードで示すエラーがXMAP3で発生した 入出力時のエラーコードを見て対処する。エラーコードについては,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編」または
マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」を参照し,リターンコード・詳細コードを確認のこと。KCCC3417R-S サービス名称不足
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