画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門

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10.2 書式を作成しましょう

図10-1の例題は,次に示す作成手順に従って書式帳票を作成します。

  1. 定義を開始します
  2. タイトルを定義します
  3. オブジェクトを配置します
    • 得意先コードの欄を定義します
    • 明細の表の見出しを定義します
    • 明細の表のけい線を定義します
    • 明細行の網掛けを定義します
    • 合計欄を定義します
  4. 完成した書式を確認します
  5. 定義を終了します
<この節の構成>
(1) 定義を開始します
(2) タイトルを定義します
(3) オブジェクトを配置します
(4) 完成した書式を確認します
(5) 定義を終了します

(1) 定義を開始します

  1. [スタート]−[プログラム]−[XMAP3]から[ドロー]アイコンを選びます。
    「新規・更新選択」ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. [画面・帳票・書式を新規作成する]を選びます。

  3. [OK]ボタンを選びます。
    「新規作成」ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  4. マップ名に「JYU1FC」と入力します。

  5. [定義対象の選択]から「書式オーバレイ」を選び,[パターンの選択]から「A4横 9ポイント文字,5ポイント間隔(10CPI),6LPI」を選びます。

    [図データ]

  6. [OK]ボタンを選びます。
    「書式定義」ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

(2) タイトルを定義します

  1. ツールボックスから[図データ](固定フィールド(日本語))を選びます。

  2. レイアウト領域の「縦 2 行」「横 27 列」にポインタを位置づけてクリックします。

  3. 「納△△品△△伝△△票」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
     ’△’は,半角1文字分の空白を表します。

    [図データ]

  4. ツールバーから[図データ](文字属性)を選びます。

  5. 「納△△品△△伝△△票」をクリックしたあとで,ツールボックスから[図データ](倍角)を選びます。
    タイトルの文字列が倍角になります。

    [図データ]

  6. ツールバーから[図データ](レイアウトへ戻る)を選びます。

  7. ツールボックスから[図データ](矩形(ラウンドコーナ))を選びます。

  8. レイアウト領域の「縦 2 行」「横 26 列」にポインタを位置づけ,「縦 2 行」,「横 30 列」サイズ分ドラッグします。

  9. ツールボックスから[図データ](網掛け(ラウンドコーナ))を選びます。

  10. レイアウト領域の「縦 2 行」「横 26 列」にポインタを位置づけ,「縦 2 行」,「横 30 列」サイズ分ドラッグします。

    [図データ]

(3) オブジェクトを配置します

(a) 得意先コードの欄を定義します

  1. ツールボックスから[図データ](固定フィールド(日本語))を選びます。

  2. レイアウト領域の「縦 5 行」「横 4 列」にポインタを位置づけてクリックします。

  3. 「得意先コード:」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。

    [図データ]

  4. ツールボックスから[図データ](固定フィールド(日本語))を選びます。

  5. レイアウト領域の「縦 6 行」「横 4 列」にポインタを位置づけてクリックします。

  6. 「得意先名△△△△:」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。

    [図データ]

(b) 明細の表の見出しを定義します

  1. ツールボックスから[図データ](固定フィールド(日本語))を選びます。

  2. レイアウト領域の「縦 8 行」「横 4 列」にポインタを位置づけてクリックします。

  3. 「商品コード」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
    「商品コード」の見出しが定義されます。

    [図データ]

    同様に,「商品名」「単価」「数量」「金額」を次のように定義します。

    [図データ]

    [図データ]

(c) 明細の表のけい線を定義します

  1. ツールボックスの[図データ](表けい線の枠(見出しなし))を数回クリックして,[図データ](表けい線の枠(見出しあり))を選択します。

  2. レイアウト領域の「縦 8 行」「横 3 列」にポインタを位置づけ,「縦 5 行」,「横 72 列」分ドラッグします。
    見出し付きの表のけい線が定義されます。

    [図データ]

  3. ツールボックスから[図データ](縦(右)/横(下)けい線)を選びます。

  4. レイアウト領域の「縦 9 行」「横 45 列」にポインタを位置づけ,「縦 4 行」分ドラッグします。

  5. ツールバーから[図データ](線種/太さ)を選びます。

  6. 破線に変更するけい線をクリックしたあと,ツールボックスから[図データ](破線(細))を選びます。

    [図データ]

  7. ツールバーから[図データ](レイアウトへ戻る)を選びます。
    4.〜5.の操作を繰り返して,残りの破線を引きます。

    [図データ]

    [図データ]

(d) 明細行の網掛けを定義します

  1. ツールボックスの[図データ](網掛け(ラウンドコーナ))を数回クリックして[図データ](網掛けの繰り返し(1行間隔))選びます。

  2. レイアウト定義の「縦 9 行」「横 3 列」にポインタを位置づけ,「縦 4 行」「横 72 列」サイズ分ドラッグします。
    1行置きに網掛けが定義されます。

    [図データ]

(e) 合計欄を定義します

  1. ツールボックスから[図データ](固定フィールド(日本語))を選びます。

  2. レイアウト領域の「縦 14 行」「横 49 列」にポインタを位置づけてクリックします。

  3. 「合計」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。

    [図データ]

  4. ツールボックスから[図データ](縦(左)/横(上)けい線)を選びます。

  5. レイアウト領域の「縦 15 行」「横 49 列」にポインタを位置づけ,「横 23 列」サイズ分ドラッグします。
    ここで,けい線の種類を実線(中)に変更します。操作手順は「(c) 明細の表のけい線を定義します」を参考にしてください。

    [図データ]

  6. ツールバーから[図データ](レイアウトへ戻る)を選びます。

(4) 完成した書式を確認します

  1. ツールバーから[図データ](印刷プレビュー)を選びます。

    [図データ]

    書式帳票がテスト表示されます。気になる部分があれば,「2.2.5 レイアウト定義の基本操作を紹介します」を参照して修正してください。

なお,表示・印刷セットアップで印刷環境が設定されている場合は,ツールバーの[図データ](テスト印刷)で書式をテスト印刷できます。

テスト印刷をする場合は,メニューバーの[ツール]−[印刷先の設定]で,サービス名が表示・印刷セットアップで設定した名称と同じかどうか確認してください。

(5) 定義を終了します

  1. ツールバーから[図データ](ドローの終了)を選びます。またはメニューバーの[ファイル]−[ドローの終了]を選びます。

    [図データ]

  2. レイアウト定義の保存を問い合わせるダイアログボックスから,[はい]ボタンを選びます。
    「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。

  3. ファイル名を確認して[保存]ボタンを選びます。
    自動的に書式データファイルと行制御データファイルが生成されます。

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