画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門

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9.1.2 コーディングのポイント

納品伝票印刷プログラム(帳票)のコーディングから重要な部分を抜粋したものを図9-2から図9-3に示し,ポイントを説明します。なお,このプログラムで使用する論理マップの内容は,「付録A 例題プログラムの論理マップ」で解説しています。必要に応じて参照してください。

図9-2 ポイントとなる部分のコーディング(帳票)(1/2)

[図データ]

図9-3 ポイントとなる部分のコーディング(帳票)(2/2)

[図データ]

ポイント1 COPY文で出力論理マップを取り込みます
XMAP3では,COPY文を使用して,アプリケーションへ出力論理マップを取り込みます。出力論理マップは,名称の最後に「O」が付きます。
ここでは,出力論理マップ名「JYU1PCO」を指定します。

ポイント2 通信記述項に帳票の出力に必要な情報を指定します
  • SEND文で使用する通信記述名を指定します。ここでは,「PRT」と指定します。
  • SEND文で出力する物理マップ名称を指定します。ここでは,「帳票マップ名」と指定します。「帳票マップ名」には手続き中でMOVE文を使って物理マップ名称「JYU1PC6G」を設定します(物理マップ名称は,グラフィック帳票の場合,「マップ名+6G」となります)。
  • 仮想端末名称を指定します。ここでは,「帳票端末名」と指定します。
  • 帳票の出力が正しく実行されたかどうかを判定する領域の名称を指定します。SEND文実行後,この領域にリターンコード'00000'が返されれば,帳票が正しく出力されたことになります。ここでは,「帳票-RC」と指定します。

ポイント3 SEND文で帳票の出力を指定します
SEND文でプリンタ端末への帳票印刷を指定します。SEND文では,通信記述項で指定した通信記述名,出力論理マップ名を指定します。ここでは,順に「PRT」,「JYU1PCO」と指定します。また,最後に必ず「WITH EMI」と指定してください。

アプリケーションプログラムの作成について,さらに詳しく知りたい方は,マニュアル「画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 帳票編」を参照してください。

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