画面・帳票サポートシステム XMAP3 入門
図6-1の例題は,次に示す作成手順に従ってCUI画面を作成します。
- 定義を開始します
- タイトルを定義します
- オブジェクトを配置します
- 得意先コードの欄を定義します
- 入金区分の欄を定義します
- ファンクションキーのガイダンスを定義します
- 完成したCUI画面を確認します
- 文字色を変更します
- 定義を終了します
- <この節の構成>
- (1) 定義を開始します
- (2) タイトルを定義します
- (3) オブジェクトを配置します
- (4) 完成したCUI画面を確認します
- (5) 文字色を変更します
- (6) 定義を終了します
- (7) オブジェクトのデータ名に関する注意事項
(1) 定義を開始します
- [スタート]−[プログラム]−[XMAP3]から[ドロー]アイコンを選びます。
「新規・更新選択」ダイアログボックスが表示されます。
- [画面・帳票・書式を新規作成する]を選びます。
- [OK]ボタンを選びます。
「新規作成」ダイアログボックスが表示されます。
- マップ名に「JYU1CC」と入力します。
- [定義対象の選択]から「CUI画面」を選び,[パターンの選択]から「フリー」を選びます。[言語種別]が「COBOL」になっていることを確認します。
- [OK]ボタンを選びます。
「画面属性」ダイアログボックスが表示されます。
- [OK]ボタンを選びます。
「CUI画面定義」ウィンドウが表示されます。
(2) タイトルを定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「3行 27列」にポインタを位置づけクリックします。
- 「受注データ入力」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
- [受注データ入力]をダブルクリックします。
「固定フィールド」ダイアログボックスが表示されます。
- 文字の拡大から[倍角]を選びます。
- [OK]ボタンを選びます。
(3) オブジェクトを配置します
(a) 得意先コードの欄を定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「7行 11列」にポインタを位置づけ,クリックします。
- 「得意先コード△:△( 」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
「:」と「( 」は半角文字で入力します。
注 ’△’は半角1文字分の空白を表します。
- ツールボックスの
(入出力フィールド(日本語))を数回クリックして
(入出力フィールド(英数))を選びます。
- レイアウト領域の「7行 28列」にポインタを位置づけ,クリックします。
8列分の入出力フィールドが配置されます。
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「7行 37列」にポインタを位置づけクリックします。
- 「 )」と入力して[Enter]キーを押します。
「 )」は半角文字で入力します。同様に,「商品コード」,「数量」の欄を定義します。
- 注※1
- 入出力フィールド(英数)は,クリックすると8列分の領域が配置されます。領域を8列より多く,または少なく取りたい場合は,必要な分だけドラッグしてください。ここでは,5列分をドラッグします。
- 注※2
- 入出力フィールド(数字)は,クリックすると4列分の領域が配置されます。領域を4列より多く,または少なくとりたい場合は,必要な分だけドラッグしてください。ここでは,4列分をドラッグします。
(b) 入金区分の欄を定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「10行 11列」にポインタを位置づけてクリックします。
- 「入△金△区△分△△:△( 」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
- ツールボックスから
(入出力フィールド(英数))を選びます。
- レイアウト領域の「10行 28列」にポインタを位置づけ,1列分ドラッグします。
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「10行 30列」にポインタを位置づけ,クリックします。
- 「 )△△△( △1=現金△2=手形△3=銀行振込△) 」と入力したあとで,[Enter]キーを押します。
同様に,「割引特典」の欄を定義します。
(c) ファンクションキーのガイダンスを定義します
- ツールボックスから
(固定フィールド(日本語))を選びます。
- レイアウト領域の「23行 11列」にポインタを位置づけてクリックします。
- 「F2△△:△△次入力△△△△△△△△△△F3△△:△△終了」と入力し,[Enter]キーを押します。
(4) 完成したCUI画面を確認します
- ツールバーから
(テスト表示)を選びます。
実際に画面上で表示されるレイアウトを確認します。気になる部分があれば,「2.2.5 レイアウト定義の基本操作を紹介します」を参照して修正してください。
- [F3]キーを押します。
任意のファンクションキー,または[Enter]キーを押して,テスト表示を終了することもできます。
- ツールバーから
(論理マップ表示)を選び,論理マップを確認します。
- [閉じる]ボタンを選びます。
「CUI画面定義」ウィンドウが表示されます。
(5) 文字色を変更します
- ツールバーから
(文字色)を選び,タイトルの「受注データ入力」をクリックします。
- ツールボックスから
(文字色(空色))ボタンを選びます。
タイトル「受注データ入力」の表示色が空色に変わります。
- ツールバーから
(レイアウトへ戻る)を選びます。
「CUI画面定義」ウィンドウに戻ります。再度テスト表示して全体のバランスを確認しましょう。
(6) 定義を終了します
- ツールバーから
(ドローの終了)を選びます。またはメニューバーの[ファイル]−[ドローの終了]を選びます。
- レイアウト定義の保存を問い合わせるダイアログボックスから[はい]ボタンを選びます。
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
- ファイル名を確認して[保存]ボタンを選びます。
自動的に論理マップと物理マップが生成されます。
(7) オブジェクトのデータ名に関する注意事項
定義した画面の各項目に対応するデータ名(COBOLプログラムで参照・更新するデータ領域の名称)は,XMAP3が適当な名称を仮定します。通常の開発手順では,仮定されたデータ名を参照しながらコーディングを行います。
ただし,製品添付のCOBOLプログラムのコーディングサンプルをそのまま使う場合には,各項目のデータ名は,コーディングサンプルで参照・更新している領域名称に合わせておく必要があります。
製品添付のCOBOLプログラムをそのまま使用する場合には,ドローのレイアウト定義画面から,メニューバーの[属性]−[データ名]を選んで「データ名」画面を表示し,データ名を修正する必要があります。
サンプルで設定しているデータ名を次に示します。データ名が異なる場合は,次の内容に合わせて修正してください。なお,データ名とオブジェクト名の対応については「付録A 例題プログラムの論理マップ」を参照してください。
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