画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
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19.4.4 ターミナルサービス構成で利用する場合の制限事項
ロギング支援機能は,ターミナルサービス構成のサーバおよびクライアントのどちらからでも利用できます。ただし,次に示すXMAP3機能の制限に注意してください。
- クライアントでロギング支援を利用する場合は,サーバの接続方法として「デスクトップ形式」で利用する必要があります。「単純ウィンドウ形式」での利用はできません。
- ロギング支援の環境情報(プロパティ)は,サーバおよびクライアントのどちらからでも設定できます。ただし,この設定は,同時に一つのサーバまたはクライアントからだけ操作できます。設定した環境情報は,すべてのクライアントで実行されるロギング支援の動作に反映されます。なお,設定時に,同時に別のクライアントで実行されているロギング支援機能には,変更した環境情報は反映されません。環境情報を反映するには,ロギング支援機能を再起動してください。
- クライアントで取得したログ情報は,クライアント(コンピュータ名,またはIPアドレス※)とユーザ名(ターミナルサービスのログインユーザ名)ごとに保管と表示を行います。サーバ上のログ情報は,次の形式で保管されます。
XMAP3インストールフォルダ\ADM\WTS_LOG\コンピュータ名\ユーザ名
なお,同じクライアントでロギング支援を実行した場合でも,利用ユーザが異なる場合には,ほかの利用ユーザで保管したログ情報を参照することはできません。
- 注※
- 日立Windows-based Terminalの場合は,クライアントのコンピュータ名が設定されないためにIPアドレスを使用します。ただし,DHCP環境下では,サーバに接続する時にIPアドレスが決定されるため,接続のたびにIPアドレスが変更されます。この場合には,ターミナルサービスの切断をする前に,そのときに保管したログ情報を参照(ログビューア)してください。
- 一つのクライアント上で,同一のユーザが複数のロギング支援を同時に実行することはできません。クライアントが別のPCの場合,またはユーザが異なる場合には,同時に実行することはできます。
- クライアントで取得したログ情報は,すべてサーバPC上に保管されますので,ログ情報のディスク占有量に注意が必要です。環境設定で「追加書き」としている場合は,特に注意してください。不要なログ情報は,クライアントでロギング支援が実行されていないことを確認した上,サーバPC上でファイルを削除してください。
- ターミナルサービスでは,異なるクライアント端末間で,同一のセッションを同一のユーザが共通に使用できます。しかし,このようなターミナルサービスの運用では,保守機能を使用することはできません。
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