ユティリティの環境ファイル操作機能を使用して,環境ファイルを配布元のPCからバックアップし,配布先のPCにリストアする手順を説明します。なお,この説明は,配布元PCと配布先のPCのどちらにも,ユティリティの環境ファイル操作機能が提供されていることを前提としています。
環境ファイル操作機能の詳細については,「15.2 環境ファイル操作」を参照してください。
- 配布元PCの環境ファイルのバックアップ
- ユティリティを起動して[ユティリティメイン]ダイアログから,「環境ファイル操作」を選択します。
[環境ファイル操作]ダイアログが表示されます。
- [環境ファイル操作]ダイアログの初期状態では,操作環境でのバックアップ対象が表示されているので,リストビューから必要な対象を選択します。
対象は次に示す分類から選択します。
《実行環境セットアップファイル》
XMAP3インストールフォルダ\ETC下のすべてのファイル
《ドローセットアップファイル》
ドローセットアップの設定情報
《レイアウト部品》
XMAP3インストールフォルダ\USER\PARTS下の拡張子.imoのファイル
《レイアウトパターン》
XMAP3インストールフォルダ\USER\PATTERNS下の拡張子.imaのファイル
- バックアップ対象の選択後,[バックアップ先]ボタンをクリックします。ファイルを選択するダイアログが表示されるので,バックアップファイルを格納するフォルダとファイルを指定します。
- 指定を確認したあと,[バックアップ]ボタンをクリックします。
バックアップが開始されます。
- ユティリティを終了します。
- バックアップファイルを配布先のPCに配布
環境ファイル操作で作成されたバックアップファイル(.sbk)を,配布可能な媒体やネットワークを使用して,環境の配布先PCに配布します。
- 配布先PCへ環境ファイルをリストア
- ユティリティを起動して[ユティリティメイン]ダイアログから,「環境ファイル操作」を選択します。
- [環境ファイル操作]ダイアログの初期状態では,操作環境でのバックアップ対象が表示されているので,[リストア元]ボタンをクリックし,ファイル選択用のダイアログから復元するバックアップファイルを選択します。
- 復元するバックアップファイルの選択後,[環境ファイル操作]ダイアログのリストビューで復元したい環境ファイルを選択します。
- 指定を確認したあと,[リストア]ボタンをクリックします。
- 環境ファイルのリストアが開始されます。
- ユティリティを終了します。
- 注意
- リストア機能を使用すると,環境ファイルがバックアップしたときの内容に書き換わります。そのため,リストアする前の設定内容をバックアップ機能を使用してバックアップしておくか,リストア後に再設定する必要があります。
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