画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド

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10.2.2 ほかのサーバへの実行環境の配布手順

次に示す手順で環境を配布してください。

  1. 実行環境セットアップファイルのバックアップ
    ユティリティの環境ファイル操作機能を使用し,配布元PCから「実行環境セットアップファイル」をバックアップします。
    基本的には,サーバを配布することによって,TCP/IP関連の設定が変更されます。このため,ホスト名,サービス名などを設定しているサービス名ファイル(X3PHOST)と仮想端末名ファイル(X3MWHOST)を再設定することになります。これらのファイルは,配布先のPCで再設定のベースとして使用します。
  2. ユーザファイルのバックアップ
    スタンドアロン構成の作業と同様です。
  3. 配布元サーバPCでの起動パスの調査
    スタンドアロン構成の作業と同様です。
  4. 配布元サーバPCでのOS設定の調査
    スタンドアロン構成の作業に加えて,配布元PCのTCP/IP環境の設定内容の調査が必要です。
  5. 配布元サーバPCでのOSの設定
    スタンドアロン構成の作業に加えて,配布先PCでのTCP/IP環境の設定が必要です。ハードウェアそのものを入れ替えるのでなければ,IPアドレスは以前のサーバとは異なるアドレスになるため,以前のPCと同じ設定にはなりません。
    また,TCP/IPで使用するシステムホスト名ファイル(HOSTSファイル)に,新しいPCのIPアドレスとホスト名の設定が必要です。そのサーバに接続する全クライアントPCのHOSTSファイルも含めて,設定をしてください。
  6. プリンタドライバの組み込み
    スタンドアロン構成の作業と同様です。
  7. 配布先サーバPCへのプログラムのインストール
    スタンドアロン構成の作業と同様です。
  8. 実行環境セットアップファイルのリストア
    スタンドアロン構成の作業と同様です。ただし,C/Sシステム環境に関してのセットアップは,あとで行うことになります。
  9. ユーザファイルのコピー
    スタンドアロン構成の作業と同様です。
  10. 個々のPCに必要な設定
    C/Sシステム環境は,C/Sセットアップ機能を使用して必ず設定してください。
    • ホスト名の設定
      自ホストを含め,新しい環境に合わせて,ホスト名,およびホストに対応するサービス名,アプリケーション名を設定してください。
    必要に応じて,次の設定をしてください。
    • 自PCにプリンタを接続する場合
      スタンドアロン環境の手順と同様です。
    • アプリケーションの設定
      アプリケーションをインストールするフォルダが変わった場合,C/Sセットアップの「アプリケーション」タブの設定を,実ファイルがあるフォルダに設定し直してください。
  11. 動作の確認
    スタンドアロン構成の作業に加えて,次の確認をしてください。
    • 接続されているクライアントやプリンタを一とおり動作させ,正常に動作するかどうかを確認してください。
    • 複数サービスや,複数サーバを使用する場合,各サービスや複数サーバを一とおり動作させ,正常に動作するかどうかを確認してください。