画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
表示・印刷環境ファイル(X3PCONF)には,帳票出力に関連する属性(高度な設定)を設定します。
C/Sシステム構成の環境の場合,サーバ上の表示・印刷セットアップの[アプリケーション1]タブで「C/Sの場合,アプリケーションサーバのセットアップだけが有効」のチェックをオンにした場合,サーバ側のファイル設定が有効になります。また,このチェックをオフにした場合には,クライアント側のファイル設定が有効になります。
ファイル名を次に示します。なお,ファイルはインストールされていますのでメモ帳などのエディタで変更してください。ただし,メモ帳などを使って修正した場合,UNICODEファイルとして保存しないでください。
表示・印刷環境ファイルの記述形式を次に示します。行の先頭から1行に1項目を設定してください。なお,行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメント行として扱われます。有効な設定値が指定された行の前にあるコメント行は表示・印刷セットアップ更新時に削除されます。ただし,印刷のサービス名称に「#PRT」または「#PRTn(nは任意の英数字)」を指定した場合,その行はコメント行にはなりません。
サービス名称に,サービス名ファイル(X3PHOST)で指定した名称を設定すると,ニモニックの設定値が該当サービス名称で固有となります。また,サービス名称に「*」を指定すると,各印刷サービス名称で共通のニモニックの設定値を一括して設定できます。
ニモニックには,各サービス種別で共通なもの(COxxxx)と,各サービス種別で固有なものがあります。また,各サービス種別で固有なニモニックは,表示(Dxxxxx),印刷(Pxxxxx)に関するものです。
表示・印刷環境ファイルで設定する環境について説明します。ここでは,ファイル上だけで設定できる項目だけを説明します。
テスト印刷での印刷用紙を連続紙にするか単票にするかを設定します。APでの印刷ではドローの帳票定義,またはパネル定義文の定義内容で用紙種別が決まります。標準値は単票になります。
設定値がCONT,CUT以外の場合は,CUTとして扱われます。なお,この指定はテスト印刷だけに有効であり,テスト印刷以外の印刷では,帳票定義の指定が有効になります。
パネル定義文からのマップ生成を実行した場合で,パネル定義文に印刷動作の指定がないときに,印刷時仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。標準値は,印刷後改ページです。
指定パラメタ | 排出動作 |
---|---|
NON | 印刷前後とも改ページなし |
BEF | 印刷前改ページあり |
AFT | 印刷後改ページあり |
BOT | 印刷前後とも改ページあり |
パネル定義文からのマップ生成を実行した場合で,パネル定義文に字間値指定がない場合に,仮定される字間値を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の字間値が有効になります。設定できる値は,00~15です。標準値は00(0ポイント)です。
パネル定義文からのマップ生成を実行した場合で,パネル定義文に行間隔の指定がない場合に,仮定される行間隔を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の行間隔が有効になります。設定できる値は次のとおりです。
3LPI,4LPI,6LPI,8LPI(標準値は6LPI)
パネル定義文からのマップ生成を実行した場合で,パネル定義文に印刷動作の指定がないときに,印刷時仮定される印刷動作を設定します。ドローの帳票定義でマップを生成した場合には,帳票定義時の印刷動作指定が有効になります。標準値は,連続紙指定でページ長が0でない場合,マップ指定最終行の次行先頭です。連続紙,または単票指定でページ長が0または不定の場合,有効データ最終行の次行先頭です。設定できる値は次のとおりです。
DATEND,MAPEND
用紙指定 | ページ長 (POPAGE) |
空白行印字 | DATEND指定時のヘッド位置 | MAPEND指定時のヘッド位置 |
---|---|---|---|---|
連続紙 | ≠0 | あり | マップ指定最終行の次行の先頭 | マップ指定最終行の次行の先頭 |
なし | 有効データ最終行の次行の先頭 | マップ指定最終行の次行の先頭 | ||
連続紙/単票 | =0 または不定 |
あり | 有効データ最終行の次行の先頭 | 有効データ最終行の次行の先頭 |
なし | 有効データ最終行の次行の先頭 | 有効データ最終行の次行の先頭 |
PDFファイルを出力する場合で,出力後に任意のユーザAPを起動させたいときに,起動APのファイルパスを,ドライブ名を含むフルパスで指定します。ファイルパスにスペースを含む場合,必ず「"」で囲んでください。
なお,印刷サービス名に「*」を指定すると,すべての印刷サービスに有効な起動APを設定できます。
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