画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
7.4.2 一般のFAX通信プログラムを使用したFAX出力
- FAX通信プログラムのインストール
帳票環境をセットアップするPCに,FAX通信プログラムをインストールし,FAXプリンタドライバを組み込みます。
- Windows上でのプリンタの設定
一般に,FAXプリンタドライバが提供されているFAX通信プログラムであれば,インストール時にFAXドライバに対応するプリンタがWindowsに登録されます。通信の環境(相手先電話番号の登録,同報通信など)を,FAX通信プログラムの設定方法に従って設定します。
- XMAP3でのセットアップ
表示・印刷セットアップでは,組み込んだFAXプリンタドライバが「プリンタ名(ドライバ名)」に表示されるのでこれを選びます。FAX出力では印刷モードにGDIを使用するため,出力する帳票の定義対象に合わせて,印刷モード「GDI:ページプリンタ」または「GDI:シリアルインパクトプリンタ」を選びます。
なお,APから複数枚の帳票をFAX送信する場合,オプションの「スプール書き出し単位」(プリンタスプールへの登録単位)から「アプリケーション毎」を選択すると,APの全印刷要求を1文書として1回の通信で相手先に送付できます。
(2) APでの指定と動作
FAX送信する場合のAPの指定と動作を説明します。
- APからXMAP3の帳票をFAX送信するには,FAXプリンタに対応する論理端末(仮想端末)を指定し,その仮想端末に対して帳票印刷指示(SEND命令)を発行します。
- XMAP3の表示・印刷セットアップで,オプション「スプール書き出し単位」に「アプリケーション毎」を選択した場合,SEND命令ごとにプリンタ解放指示(DISABLE命令)を発行すると1ページごとに通信が発生します。このため,この設定をした場合には,全ページに対してSEND命令を発行してからDISABLE命令を発行するようにします。
- 印刷オプションに何も設定しない場合は,SEND命令ごとに通信(ダイアル)が発生します。
- 電話番号などはAPやXMAP3から設定できません。このため,FAX通信プログラムであらかじめ登録しておくなど,使用するFAX通信プログラムの仕様に応じて設定する必要があります。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2001, 2006, Hitachi, Ltd.