画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド

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5.6.1 日立拡張プリンタマネージャとの連携

Windows NT,Windows 2000,Windows XP,およびWindows Server 2003の場合,日立拡張プリンタマネージャを使用した構成の実行環境の設定,およびソフトウェア構成について説明します。一般的には,C/Sシステム構成のサーバ上でのスタンドアロン構成として利用します。この場合,印刷する帳票のエラーを検出してリカバリするサーバの構成になります。ただし,日立拡張プリンタマネージャで利用できるプリンタは,ESC/PまたはLIPS準拠プリンタです。

[図データ]

<この項の構成>
(1) セットアップ
(2) ソフトウェア構成
(3) 日立拡張プリンタマネージャとの連携時の注意事項

(1) セットアップ

拡張プリンタマネージャ経由で印刷する場合は,表示・印刷セットアップの印刷モードでPDLスルー(GDI以外)を指定します。このときの印刷ジョブ名称は次の名称になります。

<印刷ジョブ名称> XMAP3△△△FNAM-物理マップ名
△△△:スペース(空白)
APから印刷ドキュメント名が指定されている場合,印刷ジョブ名称は「印刷ドキュメント名△△△FNAM-物理マップ名」となります。
注※
6文字のマップ名を7文字で指定した場合には,先頭6文字が有効になります。

XMAP3での設定手順を,次に説明します。

  1. 表示・印刷セットアップを起動して[プリンタ]タブを表示します。
  2. 「使用環境」に「スタンドアロン」を選択します。
  3. 「仮想端末名」に任意の仮想端末名を指定します。通常は「PRT001」を指定します。
  4. 「サービス名」に任意のサービス名を指定します。通常は「#PRT1」を指定します。
  5. 「プリンタ名(ドライバ名)」に帳票を出力したいプリンタを指定します。このリストには,Windowsで設定したプリンタだけが表示されます。指定したいプリンタが候補に現れない場合は,いったんセットアップを中止してWindows上でプリンタの設定を追加してください。
  6. 「印刷モード」で使用するプリンタに適した印刷モードを指定します。プリンタが準拠しているページ記述言語(PDL)に従い,GDI以外の印刷モードを選択してください。
  7. オプションの「用紙の確認通知」で「物理マップ名で確認する」を選択します。なお,「スプール書き出し単位」では「アプリケーション毎」を選択することをお勧めします。詳細については,「(3) 日立拡張プリンタマネージャとの連携時の注意事項」を参照してください。
  8. [プリンタ]タブの[追加]ボタンをクリックし,上記の設定を確定します。
  9. [表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックすると,表示・印刷セットアップが終了し,設定内容がファイルに登録されます。
    なお,[プリンタ]タブで[追加]ボタンをクリックしないで,[表示・印刷セットアップ]ダイアログの[OK]ボタンをクリックして終了すると,設定内容はファイルに登録されないので注意してください。また,実際のファイルの内容は,[表示・印刷セットアップ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックして登録するまでは変更されません。設定を取りやめるときは[キャンセル]ボタンをクリックして終了してください。

(2) ソフトウェア構成

日立拡張プリンタマネージャと連携する場合のソフトウェア構成を次に示します。

使用するソフトウェア PP名称
XMAP3 XMAP3/REPORT3(-RTS),XMAP3/NET(-RTS)
またはXMAP3/Enterprise Edition(-RTS)
プリントマネージャ 日立拡張プリンタマネージャ
コンパイラ※1 日立COBOL(-RTS),VC++,VC++.NET,またはVB
DB※2 HiRDB※3またはISAM※4

注1
-RTSは,Run Time Systemを示します。

注2
使用できるプリンタは,ESC/PまたはLIPS準拠プリンタです。ただし,LIPSの場合,LIPSII+の機能範囲で印刷するオプションは使用できません。また,使用するプリンタドライバは,各プリンタが推奨するプリンタドライバを使用します。

注※1
使用するコンパイラが必要になります。

注※2
DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。

注※3
HiRDBのほかに,SQL ServerやORACLEなども使用できます。

注※4
ISAMは,日立COBOLに標準添付されています。

(3) 日立拡張プリンタマネージャとの連携時の注意事項

XMAP3と日立拡張プリンタマネージャとを連携して実行環境を運用する場合の注意事項について説明します。