画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
5.3.11 サーバにWSを使用したときのC/Sシステム構成の設定例
(1) セットアップ
次に示すファイルの設定が必要になります。また,設定するファイル間で名称を合わせるなどの注意も必要です。ここでは,システム構成に沿った設定例を示しますので,ファイル間の関係を確認してください。
(a) サーバ側の設定
- TCP/IPポート番号の設定
/etc/servicesファイルに指定してください。
- TCP/IP用IPアドレスおよびホスト名の設定
/etc/hostsファイルに指定してください。
- 仮想端末定義ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XMAPhosts)※の設定
- サービス名ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts)※の設定
- 注※
- 詳細については,マニュアル「XMAP3 Server」を参照してください。
(b) クライアント側の設定
- TCP/IPポート番号の設定
WindowsのSERVICESファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
- TCP/IP用IPアドレスおよびホスト名の設定
コントロールパネルの「ネットワーク」を開き,「TCP/IPプロトコル」および「DNS」で設定してください。また,WindowsのHOSTSファイルに必要なホスト名とIPアドレスの設定も必要になります。なお,ホスト名は大文字と小文字が区別されますので使い分けてください。
(2) ソフトウェア構成
サーバにWSを使用したときのC/Sシステムのソフトウェア構成を次に示します。
サーバ
/クライアント |
使用するソフトウェア |
XMAP3 |
コンパイラ※1 |
DB※2 |
サーバ |
XMAP3 Server |
COBOL85(-RTS),VC++,またはVC++.NET |
HiRDB※3またはISAM※4 |
クライアント |
XMAP3/NET(-RTS)またはXMAP3/Enterprise Edition(-RTS) |
- |
- |
- (凡例)
- -:なし。
- 注
- -RTSは,Run Time Systemを示します。
- 注※1
- 使用するコンパイラが必要になります。
- 注※2
- DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。
- 注※3
- HiRDBのほかに,SQL ServerやORACLEなども使用できます。
- 注※4
- ISAMは,COBOL85に標準添付されています。
(3) XMAP3システムを起動する手順
次の手順でXMAP3システムを起動してください。
- サーバ側(WS)で,XMAP3サーバを起動します。
- クライアント側(PC)で,「XMAP3クライアント」アイコンを選びます。
サーバ側で各PCに定義したAPが起動します。
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