画面・帳票サポートシステム XMAP3 開発・実行ガイド
画面・帳票定義で使用するドロー機能のレイアウトパターンを有効に利用することで,ユーザの画面・帳票定義を効率良く作成できます。
XMAP3 では,汎用的に使用できるレイアウトパターンを標準提供していますが,このほかに,必要に応じてユーザ独自のレイアウトパターンを用意しておくことができます。ユーザ独自のレイアウトパターンを使用する場合は,レイアウト定義前にあらかじめ作成しておく必要があります。
登録できるレイアウトパターンの数は,ドローの[新規作成]ダイアログに表示される定義対象ごとに32個になります。
レイアウトパターンを定義できる対象を次に示します。
分類 | 登録できる定義対象 | ||
---|---|---|---|
画面定義 | GUI画面(一次) GUI画面(二次) CUI画面 |
||
帳票定義 | シリアルインパク トプリンタ用 |
マップ帳票 | けい線帳票(連続紙) |
けい線帳票(カット紙) | |||
プレプリント帳票(連続紙) | |||
プレプリント帳票(カット紙) | |||
ページプリンタ用 | 網掛け帳票 | ||
グラフィック帳票 | |||
書式オーバレイ |
システムで使用する画面や帳票は,大きく幾つかのパターンに分類できます。この分類ごとに,ひな型となるサンプルレイアウト(レイアウトパターン)を定義しておくことで,実際の定義の効率を上げることができます。
XMAP3では,サンプルとして幾つかの画面や帳票のレイアウトパターンを用意していますが,開発するシステムに合う画面や帳票をユーザが準備しておくと,より便利です。したがって,実際に作成する画面や帳票を定義する前に,ひな型となるレイアウトパターンを用意し,登録しておくことをお勧めします。また,レイアウトパターンを用意しておくことで,システム全体の画面や帳票の統一も図れます。
レイアウトパターンは,ドロー機能で画面や帳票を作成し登録します。登録したレイアウトパターンは,画面や帳票の新規作成時に,[新規作成]ダイアログのレイアウトパターンの選択一覧に表示されます。
この一覧から必要なパターンを選択すると,ドローのレイアウト画面上にあらかじめ定義したレイアウトが展開されて表示されます。これをベースに自由に修正,変更して希望するレイアウトを完成します。
レイアウトパターンの登録手順を次に示します。
登録したレイアウトパターンは,次に示すフォルダに格納されます。この格納先は固定で,ユーザが任意に変更できません。レイアウトパターンファイルには,拡張子.imaが付きます。
XMAP3インストールフォルダ\USER\PATTERNS
登録したレイアウトパターンの削除は,エクスプローラなどで該当するファイルを直接削除してください。
レイアウトパターン名称(パターン名とファイル名)を変更したい場合は,レイアウトパターンを更新して登録時に名称を変更してください。なお,不要になったレイアウトパターンは,削除しておくことをお勧めします。
レイアウトパターンの登録時には,標準のファイル名が付けられます。各定義対象の標準のファイル名は,次のとおりです。
レイアウトパターンには,XMAP3が標準で提供するものと,ユーザが独自に作成するものの2種類があります。ドローの[新規作成]ダイアログで表示されるレイアウトパターン(パターン名称)は,ユーザ独自に作成したものが先に表示されます。また,ユーザが作成したレイアウトパターンは,ファイル名の順番で表示されます。ファイル名称は,移動や削除のことを考えて,レイアウトパターン名称とファイル名称の対応がわかるように工夫してください。
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