帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
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(1) 連絡時に必要な保守情報
連絡時に必要な保守情報を次に示します。
- EUR Print Manager製品のバージョン情報
- プラットフォームとOSバージョン情報(修正情報およびパッチ情報を含む)
- Windows環境の場合
[システムのプロパティ]ダイアログの[全般]タブで,「システム:」に表示されている情報が対象です。[システムのプロパティ]ダイアログは,スタートメニューの[コントロールパネル]から[システム]を選択すると,表示されます。
(Windows XPの表示例)
Microsoft Windows XP
Professional
Version 2002
Service Pack 2
(Windows Server 2003の表示例)
Microsoft Windows Server 2003 R2
Standard Edition
Service Pack 1
- AIX環境の場合
次に示すコマンドを実行して表示されたバージョン情報が対象です。
# oslevel -r
(実行結果の例)
5200_00
- HP-UX環境の場合
次に示すコマンドを実行して表示されたバージョン情報が対象です。
# uname -r
(実行結果の例)
B.11.23
- Linux環境の場合
次に示すコマンドを実行して表示されたOSのリリース番号が対象です。
# uname -r
(実行結果の例)
2.6.9_11.EL
- システム構成(ハードウェア構成,ソフトウェア構成)
- 障害情報(画面のハードコピー,印刷結果,出力ファイルなど)
- 障害の発生時刻
- 障害の再現性の有無
- エラーメッセージ(画面のハードコピー,エラーコード)
(2) 発生した現象によって必要な保守情報
- 動作環境
管理者に問い合わせて,EUR Print Managerをインストールしたマシンの情報を入手してください。
- メーカー名
- 製品名と型番
- 搭載CPUの種類,CPUクロック数,CPU数
- 搭載メモリ容量
- 搭載HDD容量
- アダプタ言語種別
管理者に問い合わせて,業務アプリケーションの言語種別を入手してください。
- ActiveX起動部品(VBScript,Visual Basic,Visual Basic .NETなど)
- Java起動部品(JSP,Javaなど)
- COBOL起動部品(COBOL)
- コマンド起動部品(コマンド入力による直接実行)
- RS-ActiveX起動部品(ASP,Visual Basic,Visual Basic .NETなど)
- RS-Java起動部品(JSP,Javaなど)
- RS-コマンド起動部品(コマンド入力による直接実行)
- 環境設定情報
EUR関連製品の各コンポーネントの環境設定ファイル情報を採取します。
- EUR Print Managerの環境設定ファイル(EURPM.ini)
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)は,EUR Print Managerのインストール先フォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)は,/etc/opt/eurpm下にあります。
- EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPMADP.ini)は,EUR Print Manager - Adapterのインストール先フォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
環境設定ファイル(EURPMADP.ini)は,/etc/opt/eurpm_adp下にあります。
- EUR Print Manager - Report Serverの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPMLS.ini)は,EUR Print Manager - Report Serverのインストール先フォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
環境設定ファイル(EURPMLS.ini)は,/etc/opt/eurpmls下にあります。
- EUR Print Manager - Report Server Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)は,EUR Print Manager - Report Server Adapterのインストール先フォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)は,/etc/opt/eurpmls_adp下にあります。
- EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイル(EURPMCL.ini)
環境設定ファイル(EURPMCL.ini)は,EUR Print Manager - Clientのインストール先フォルダ下にあります。
- 蓄積管理GUIの環境設定ファイル(EURPMRSGUI.ini)
Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPMRSGUI.ini)は,EUR Print Manager - Report Server Adapterのインストール先フォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
環境設定ファイル(EURPMRSGUI.ini)は,/etc/opt/eurpmls_adp下にあります。
- EURPM制御コマンドの環境設定ファイル(EURPMCTRL.ini)
環境設定ファイル(EURPMCTRL.ini)は,/etc/opt/eurpm下にあります。
- EURPM-RS制御コマンドの環境設定ファイル(EURPMLSCTRL.ini)
環境設定ファイル(EURPMLSCTRL.ini)は,/etc/opt/eurpmls下にあります。
- EUR Print Serviceの環境設定ファイル
EUR Print Serviceの環境設定ファイルは,ユーザーの利用目的に応じて指定できます。EUR Print Serviceの環境設定ファイルの指定方法と格納場所については,「16.10 EPF形式ファイルを出力する場合の実行環境の設定」およびマニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。
- 構成定義ファイル
EUR Print Managerの各コンポーネントの構成定義ファイル情報を採取します。
- EUR Print Managerの構成定義ファイル
出力先定義ファイル(Destination.conf),および印刷管理サーバプリンタクラス定義ファイル(PMPrinterClass.conf)の情報を採取します。
Windows環境の場合
出力先定義ファイルおよび印刷管理サーバプリンタクラス定義ファイルは,EUR Print Managerのインストール先フォルダ下のConfフォルダ,または環境設定ファイル(EURPM.ini)の[PATH]セクションの[CONF]キーで指定したフォルダ下にあります。
UNIX/Linux環境の場合
出力先定義ファイルおよび印刷管理サーバプリンタクラス定義ファイルは,/etc/opt/eurpm/Confディレクトリ,または環境設定ファイル(EURPM.ini)の[PATH]セクションの[CONF]キーで指定したディレクトリ下にあります。
- EUR Print Manager - Report Serverの構成定義ファイル
拠点プリンタクラス定義ファイル(ServerPrinterClass.conf),および帳票振り分け定義ファイル(Distribution.conf)の情報を採取します。
拠点プリンタクラス定義ファイル,および帳票振り分け定義ファイルは,EUR Print Manager - Report Serverのインストール先フォルダ下のConfフォルダ,または環境設定ファイル(EURPMLS.ini)の[PATH]セクションの[CONF]キーで指定したフォルダ下にあります。
- EUR Print Manager - Clientの構成定義ファイル
クライアントプリンタクラス定義ファイル(ClientPrinterClass.conf)の情報を採取します。
クライアントプリンタクラス定義ファイルは,EUR Print Manager - Clientのインストール先フォルダ下のConfフォルダ,または環境設定ファイル(EURPMCL.ini)の[PATH]セクションの[CONF]キーで指定したフォルダ下にあります。
- イベントログファイルまたはsyslog
Windows環境の場合は,イベントビューアで,システムとアプリケーションのイベントログファイルを出力してください。イベントログファイルについては,「17.2.1 イベントログ」を参照してください。
UNIX/Linux環境の場合は,syslogを採取してください。syslogについては,「17.2.2 syslog」を参照してください。
- EURPMログファイル
- EUR Print Managerの各コンポーネントが出力したログファイル
ログファイルについては,「17.2.3 EURPMログ」を参照してください。
- 環境変数
次に示すコマンドを実行して表示された情報を採取します。
- Windows環境の場合
> set
(実行結果の例)
ALLUSERSPROFILE=C:\Documents and Settings\All Users
APPDATA=C:\Documents and Settings\196084\Application Data
:
- UNIX/Linux環境の場合
# env
(実行結果の例)
SHELL=/bin/bash
LANG=ja_JP.UTF-8
:
- ネットワーク情報
管理者に問い合わせて,マシンのIPアドレス情報を入手してください。
(3) 障害が再現する場合に追加採取する保守情報
(a) プリンタ情報
管理者に問い合わせて,出力先プリンタの次の情報を入手してください。
- メーカー名
- プリンタの名称と型番
- ドライバの名称とバージョン情報
(b) 入力ファイル
次のファイルのうち,帳票出力時に指定したファイルを採取します。
- 帳票ファイル
- マッピングデータファイル
- ユーザ定義データファイル
- 文書情報設定ファイル
- 文書しおり定義ファイル
- しおり定義ファイル
- 暗号化設定ファイル
- プリンタ定義ファイル
- 仕分け定義情報ファイル
- 帳票セット指定ファイル
- 複数様式情報定義ファイル
- 接続情報ファイル
- 置き換え表管理情報ファイル
- 置き換え表ファイル
- 画像ファイル
- PDF仕分け定義ファイル
- Acrobat JavaScript定義ファイル
- Acrobat JavaScriptファイル
- ビューアプレファレンス定義ファイル
- EPF形式ファイル
- 印刷日時出力定義ファイル
- EURPM分割定義ファイル
- EURPM仕分け定義ファイル
(c) 出力ファイル
次のファイルのうち,帳票として出力したファイルを採取します。
- EPF形式ファイル
- EUR形式ファイル
- PDF形式ファイル
- Excel形式ファイル
(d) 一時ファイル
障害の状況によって,一時ファイルが残ることがあります。次のファイルがある場合は,そのファイルを採取してください。環境設定ファイルで出力フォルダを変更している場合は,変更したフォルダから採取します。
- EUR Print Manager,EUR Print Manager - Report Server,EUR Print Manager - Clientの場合
- Windows環境のとき
- デフォルトの格納先は,各コンポーネントのインストール先フォルダ下のTempフォルダです。フォルダ名が「EURPM」で始まるフォルダ内のファイルをすべて採取します。
- UNIX/Linux環境のとき
- デフォルトの格納先は,/Tmpディレクトリです。ディレクトリ名が「EURPM」で始まるディレクトリ内のファイルをすべて採取します。
- EUR Print Manager - Clientでヘルパクライアント印刷をする場合
Internet Explorerのインターネット一時ファイルのフォルダに格納されているファイルを採取します。
- EUR Print Manager - Client Print ActiveX,EUR Print Manager - Client Preview ActiveXの場合
デフォルトの場合は,次のフォルダ下の,フォルダ名の先頭2バイトが「EPF」で始まるフォルダに格納されているすべてのファイルを採取します。
C:\Documents and Settings\実行ユーザー名\Local Settings\Temp
- EUR Print Serviceの場合
- EUR Print Managerサービスの実行ユーザーがsystemアカウントのとき
- デフォルトの場合は,「C:\WINNT\Temp」と,フォルダ名の先頭2バイトが「EU」で始まるフォルダに格納されているすべてのファイルを採取します。
- EUR Print Managerサービスの実行ユーザーが特定のユーザーアカウントのとき
- デフォルトの場合は,「C:\Documents and Settings\実行ユーザー名\Local Settings\Temp」で,フォルダ名の先頭2バイトが「EU」で始まるフォルダに格納されているすべてのファイルを採取します。
(e) トレースログ
EUR Print Managerの各コンポーネントのトレース情報を採集します。トレース情報は,EUR Print Managerのログの出力レベルを「16(情報ログ)」に設定すると,出力されます。
- 注意
- 出力レベルを16に指定すると,トレース情報が大量に出力されるため,性能が落ちるおそれがあります。障害調査時以外には指定しないでください。
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