帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
EUR Print Managerを使用してEPF形式ファイルを出力する場合の実行環境は,前提製品であるEUR Print Serviceの環境設定ファイルで設定します。
- 環境設定ファイルの格納場所
- EUR Print Serviceの環境設定ファイルは,ユーザーの利用目的に応じて指定できます。EUR Print Serviceの環境設定ファイルの指定方法と格納場所を次の表に示します。
表16-11 EUR Print Serviceの環境設定ファイルの指定方法と格納場所
項番 |
指定方法 |
ファイル名 |
格納場所 |
1 |
印刷ジョブごとに指定 |
任意 |
起動部品で指定したパス
|
2 |
EUR Print Managerのサービスごとに指定 |
EUR Print Managerの環境設定ファイル(EURPM.ini)で指定したパス |
3 |
任意の場所にファイルを格納して指定 |
EUR Print Serviceの環境変数EURPS_ENVFILEで指定したパス |
4 |
デフォルト |
- Windows環境の場合
- EURPS_ENV
- UNIX/Linux環境の場合
- eurps_env
|
- Windows環境の場合
- EUR Print Serviceのインストール先フォルダ下
- UNIX/Linux環境の場合
- /etc/opt/eurps下
|
- EUR Print Managerの環境設定ファイル(EURPM.ini)については,「16.2 環境設定ファイル(EUR Print Manager)」を参照してください。また,EUR Print Serviceの環境変数については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。
- 環境設定ファイルの設定手順
- EUR Print Serviceの環境設定ファイルの指定方法がデフォルトの場合を例に説明します。
- Windows環境の場合
環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,EUR Print Serviceのインストール先フォルダ下に作成されます。
ファイルの内容を追加,変更する場合は,メモ帳などのテキスト編集エディタを開いて編集したあと,上書き保存してから使用してください。
- UNIX/Linux環境の場合
次に示す環境設定ファイル(eurps_env)のサンプルを,/opt/eurps/sample下に提供しています。必要な内容を設定したあと,同じファイル名で/etc/opt/eurps下に格納してください。
なお,/etc/opt/eurpsには,EUR Print Managerの実行ユーザーが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。
- <環境設定ファイル(eurps_env)の設定手順>
- 環境設定ファイルは次の手順で設定します。
- /opt/eurps/sample下にある環境設定ファイル(eurps_env)のサンプルを任意の場所に保存する。
- 環境設定ファイルを編集する。
環境設定ファイルは,マシンのロケールに応じたエンコードで編集してください。
- 必要な内容を設定した環境設定ファイルを,サンプルと同じファイル名(eurps_env)で/etc/opt/eurps下に格納する。
/etc/opt/eurpsには,EUR Print Managerの実行ユーザーが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。
- 環境設定ファイルの構文
変数名=値
- 環境設定ファイルに指定する情報は,「"」で囲まないでください。
- 環境設定ファイルの指定例
EURPS_EPFDPI=600
EURPS_EPF_IMAGE_COMPRESS=ON
- <この節の構成>
- 16.10.1 EURPS_EPFDPI
- 16.10.2 EURPS_EPF_IMAGE_COMPRESS
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.