イベントログ

帳票システム構築支援　uCosminexus EUR　uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

Windows環境では，エラーが発生した場合，発生した障害の情報を，イベントログとして出力します。イベントログは，Windows上の管理ツールのイベントビューアで参照します。

イベントログでは，次に示す情報を出力します。

表17-1　イベントログに出力される情報

項目	内容
日付	イベントログを出力した日付
時刻	イベントログを出力した時刻
ユーザー	サービスを実行したユーザーのID
コンピュータ	サービスを実行したコンピュータ名
イベントID	メッセージのエラーレベルのID 　ERRORレベル：1003 　WARNINGレベル：1002 　INFORMATIONレベル：1001
ソース	「EUR Print Manager」
種類	メッセージのエラーレベル　ERRORレベル：エラー　WARNINGレベル：警告　INFORMATIONレベル：情報
分類	EUR Print Managerの場合：EURPM^※ EUR Print Manager - Report Serverの場合：EURPMLS EUR Print Manager - Clientの場合：EURPMCL
説明	メッセージ文
データ	出力しない

メッセージ文については，マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。

(1)　クライアントPCに出力されるイベントログ

EUR Print Manager - Clientを使用してクライアントPCで帳票出力する場合，次の情報がイベントログとして出力されます。

EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイル（EURPMCL.ini）でイベントログの出力レベルを設定することで，上記の情報に加えて次の情報もイベントログに出力できます。

EUR Print Manager - Clientの環境設定ファイルの詳細については，「16.7　環境設定ファイル（EUR Print Manager - Client）」を参照してください。

エラーメッセージ（KEEY102-E，KEEY111-E，KEEY140-Eを除く）や警告メッセージの出力時，ジョブの終了時，および印刷の正常終了時には，メッセージに続いて次の付加情報が出力されます。ただし，エラーが発生したタイミングによっては出力されないこともあります。

蓄積ジョブID（SPOOLJOBID）: 印刷データの蓄積時のジョブIDです。蓄積されたEPF形式ファイルを印刷した場合に値が出力されます。それ以外の場合は，値は空のまま出力されます。; なお，出力される値は，EPF形式ファイルをプレビュー表示した場合に，［プロパティ］ダイアログの［蓄積ジョブID］に表示される値と同じです。

帳票名（TITLE）: 印刷データの帳票名です。印刷時に文書情報設定ファイルを指定した場合に値が出力されます。それ以外の場合は，値は空のまま出力されます。; なお，出力される値は，EPF形式ファイルをプレビュー表示した場合に，［プロパティ］ダイアログの［スプールタイトル］に表示される値と同じです。

帳票ファイル名（REPORTFILENAME）: 印刷データのファイル名です。複数のファイルを指定している場合は，先頭ページのファイル名が出力されます。; なお，出力される値は，EPF形式ファイルをプレビュー表示した場合に，［プロパティ］ダイアログの［先頭ページの帳票ファイル名］に表示される値と同じです。

なお，［プロパティ］ダイアログについては，「4.6.3(3)　［プロパティ］ダイアログの設定項目」を参照してください。

出力例を次に示します。

ジョブ正常終了時

 
KEEY137-I ジョブを終了しました。
SPOOLJOBID=[EUR200806020415033580000001000000016]
TITLE=[文書A]
REPORTFILENAME=[帳票A.fms]