帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
EUR Print Managerでは,エラーが発生した場合,発生した障害の情報を,EUR Print Managerのコンポーネントごとに,EURPMログとして出力します。
EURPMログには,イベントログよりも詳細な情報が出力されます。また,詳細なトレースログも出力されます。
コンポーネントごとに出力されるEURPMログファイルを次に示します。
表17-2 出力されるログファイル
| コンポーネント | EURPMログファイル名 | デフォルトの出力先 |
|---|---|---|
| EUR Print Manager | EURPM.log※ |
|
| EUR Print Manager - Adapter | EURPMADP.log |
|
| EUR Print Manager - Report Server | EURPMLS.log |
|
| EUR Print Manager - Report Server Adapter | EURPMLSADP.log |
|
| EUR Print Manager - Client | EURPMCL.log | EUR Print Manager - Clientのインストール先フォルダ下のLogフォルダ |
| EUR Print Manager - Client Print ActiveX | EURPMPrintAX.log | 環境変数TMPに指定されたフォルダ,環境変数TEMPに指定されたフォルダ,およびカレントフォルダのどれか |
| EUR Print Manager - Client Preview ActiveX | EURPMPreViewAX.log | |
| EURPM制御コマンド | EURPMCTRL.log | /var/opt/eurpm |
| EURPM-RS制御コマンド | EURPMLSCTRL.log | /var/opt/eurpmls |
EURPMログファイルに出力するログの量を,出力レベルで制御できます。出力レベルは,各コンポーネントの環境設定ファイルで指定します。
各コンポーネントの出力レベルの指定場所を次に示します。
表17-3 各コンポーネントの出力レベル指定
| コンポーネント | 出力レベルの指定場所 |
|---|---|
| EUR Print Manager | EURPM.iniのLOGLEVELキー |
| EUR Print Manager - Adapter | EURPMADP.iniのLOGLEVELキー |
| EUR Print Manager - Report Server | EURPMLS.iniのLOGLEVELキー |
| EUR Print Manager - Report Server Adapter | EURPMLSADP.iniのLOGLEVELキー |
| EUR Print Manager - Client | EURPMCL.iniのLOGLEVELキー |
| EUR Print Manager - Client Print ActiveX | EURPMPrintAX.ocxのLogLevelパラメタ |
| EUR Print Manager - Client Preview ActiveX | EURPMPreViewAX.ocxのLogLevelパラメタ |
| EURPM制御コマンド | EURPMCTRL.iniのLOGLEVELキー |
| EURPM-RS制御コマンド | EURPMLSCTRL.iniのLOGLEVELキー |
出力レベルには,次の値を設定します。出力レベルの標準は「8」です。
表17-4 出力レベル
| レベル | 出力内容 |
|---|---|
| 0 | ログを出力しない |
| 4 | ・起動ログ ・終了ログ ・エラーログ |
| 8 | ・起動ログ ・終了ログ ・エラーログ ・警告ログ |
| 16 | ・起動ログ ・終了ログ ・エラーログ ・警告ログ ・情報ログ |
出力されるログの内容を次に示します。
ジョブごとの起動メッセージが出力されます。
ジョブごとの終了メッセージが出力されます。メッセージ文については,マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。
エラー発生時に,エラーメッセージとエラー詳細情報ログが出力されます。メッセージ文については,マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。
警告発生時に,警告のメッセージと警告詳細情報ログが出力されます。メッセージ文については,マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。
情報メッセージ,トレースログおよび詳細情報ログが出力されます。メッセージ文については,マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。
EURPMログファイルのファイルサイズの上限を指定できます。
EURPMログファイルのファイルサイズは,各コンポーネントの環境設定ファイルに指定します。各コンポーネントの環境設定ファイルについては,表17-3を参照してください。
指定できるファイルサイズは,750〜2,000,000KBです。ファイルサイズの標準は,750KBです。
EURPMログファイルには,指定したファイルサイズを超えた場合,ログをバックアップファイルに保存する機能があります。バックアップファイルがある場合,既存のバックアップファイルは削除されます。
EURPMログは,次の形式で出力されます。
[通番],[日付,時刻],[nnn],[エラーレベル],[xx…xx::yy…yy],[nnnn],[タスク通番],[プロセスID],[スレッドID],ログ出力文字列
出力される情報を次に示します。
表17-5 EURPMログに出力される情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通番 | 000000001〜999999999のログの通し番号を出力します。 |
| 日付,時刻 | EURPMログを出力した日付,時刻がYY/MM/DD hh:mm:ss ttt形式で出力されます。 |
| nnn | 数字が出力されます。 |
| エラーレベル | 次のレベルが出力されます。 PARAM:実行時パラメタログ ERROR:エラー WARNING:警告 INFORMATION:情報,起動/停止ログ |
| xx…xx::yy…yy | 文字列が出力されます。 |
| nnnn | 数字が出力されます。 |
| タスク通番 | 次のタスクの種類に応じて,タスク番号が出力されます。 0:メインタスク 1:ソケット接続待機タスク 2:ソケット監視タスク 3〜999999999:ジョブタスク |
| プロセスID | 1〜9999999999のプロセスIDが出力されます。 |
| スレッドID | 1〜9999999999のスレッドIDが出力されます。 |
| ログ出力文字列 | ログの詳細情報が出力されます。ログ出力文字列に「KEEY」で始まるメッセージが出力された場合は,マニュアル「EUR Print Manager メッセージ」を参照してください。 |
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