帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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2.2.3 仕分けした印刷データを蓄積する

入力データ中のキーワードで帳票を仕分けして蓄積できます。キーワードごとに印刷先を設定できるため,記載内容によって帳票を別々の印刷先に出力したい場合に便利です。

帳票を仕分けするときのキーワードやキーワードに対応する印刷先などは,EURPM仕分け定義ファイル,および印刷先定義ファイルで設定します。EURPM仕分け定義ファイルの詳細については,「15.10 EURPM仕分け定義ファイル」を参照してください。また,印刷先定義ファイルの詳細については,「15.6.3 印刷先定義ファイル」を参照してください。

帳票を仕分けして蓄積する場合のデータの流れは,「図2-3 帳票を分割して蓄積する場合のデータの流れ」と同じです。ただし,印刷データ(EPF形式ファイル)の生成時には,EURPM分割定義ファイルに代わり,EURPM仕分け定義ファイルが必要になります。

利用イメージを次に示します。

図2-4 仕分けした印刷データを蓄積する場合の利用イメージ

[図データ]

  1. 印刷データ(EPF形式ファイル)生成
    "本社"や"支店"といった,あらかじめ指定したキーワードによって帳票が仕分けされ,印刷データが生成されます。
  2. 印刷データ転送
    印刷データは,キーワードごとに決められた印刷先に自動で転送されます。
    この図では,キーワード"本社"に該当する印刷データは,東京本社の拠点サーバに転送されて蓄積されます。また,キーワード"支店"に該当する印刷データは,新宿支店の拠点サーバに転送されて蓄積されます。
  3. 印刷
    蓄積ファイルの属性情報に従って,拠点サーバのプリンタ,またはクライアントPCのプリンタで印刷されます。