帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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2.2.2 分割した印刷データを蓄積する

帳票を指定したページ数で分割して蓄積できます。分割後の印刷データには,それぞれ異なる印刷先を設定できます。

帳票を分割して蓄積することで,プリンタの用紙カセットの給紙枚数など,ユーザーの扱いやすい単位で印刷データを操作できます。ページ数の多い帳票や印刷データ量の大きい帳票を印刷したいときに便利です。

帳票を分割するときのページ数や分割後の印刷データの印刷先などは,EURPM分割定義ファイル,および印刷先定義ファイルで設定します。EURPM分割定義ファイルの詳細については,「15.9 EURPM分割定義ファイル」を参照してください。また,印刷先定義ファイルの詳細については,「15.6.3 印刷先定義ファイル」を参照してください。

帳票を分割して蓄積する場合のデータの流れを次に示します。

図2-3 帳票を分割して蓄積する場合のデータの流れ

[図データ]

  1. 蓄積要求
    ユーザーが,蓄積要求を業務アプリケーションに送ります。
  2. 転送
    ユーザーデータファイルが印刷管理サーバのEUR Print Managerに転送されます。
  3. EPF形式ファイル生成
    転送されたユーザーデータファイルと,あらかじめ印刷管理サーバに配置しておいた印刷定義ファイル,EURPM分割定義ファイル,印刷先定義ファイルなどの定義ファイルから,印刷データ(EPF形式ファイル)が生成されます。
    なお,印刷データは,EURPM分割定義ファイルで設定したページ数で分割されて生成されます。
  4. 印刷データ転送
    EUR Print Managerは,生成された印刷データ(EPF形式ファイル)を拠点サーバのEUR Print Manager - Report Serverに転送します。
  5. 蓄積
    EUR Print Manager - Report Serverが印刷データ(EPF形式ファイル)を受信すると,拠点サーバ内に印刷データが蓄積されます。このとき,属性情報が付けられて蓄積ファイルとなります。蓄積ファイルは,手順3.で生成された印刷データの数だけ生成されます。