帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
15.10 EURPM仕分け定義ファイル
EURPM仕分け定義ファイルの形式を次に示します。
EURPM仕分け定義ファイルの設定項目を次に示します。
(a) KEYFIELD行
必ず1行目に指定してください。KEYFIELD行の指定を省略したり,KEYFIELD行を複数指定したりした場合はエラーになります。
- KEYFIELD
- KEYFIELDを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- キー数
- キーワードの数を指定します。
- 1以上の整数で指定してください。
- 仕分けキーフィールド名
- キーワードが含まれている,マッピングデータファイルのフィールドを指定します。
- 「キー数」で指定した数だけコンマ(,)で区切って指定してください。ただし,同じフィールドを複数指定できません。
(b) UNDEFDEST行
UNDEFDEST行は,DATA行で指定したキーワードと一致しないページ(不一致ページ),および総集計ページの印刷先を指定する場合に指定します。指定する場合は,必ず2行目に指定してください。UNDEFDEST行の指定を省略した場合は,不一致ページおよび総集計ページを出力しません。
- UNDEFDEST
- UNDEFDESTを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- 印刷先名
- 不一致ページおよび総集計ページの印刷先を指定します。
- なお,印刷先は印刷先定義ファイルで定義します。印刷先定義ファイルの詳細については,「15.6.3 印刷先定義ファイル」を参照してください。
DATA行には,印刷先とキーワードの組み合わせを指定します。必ず指定してください。
- DATA
- DATAを指定します。大文字と小文字は区別しません。
- 印刷先名
- 「仕分けキーフィールド名のデータ」で指定したキーワードと一致するページの印刷先を指定します。
- なお,印刷先は印刷先定義ファイルで定義します。印刷先定義ファイルの詳細については,「15.6.3 印刷先定義ファイル」を参照してください。
- 仕分けキーフィールド名のデータ
- キーワードを指定します。
- KEYFIELD行の「仕分けキーフィールド名」に対応するキーワードを,「キー数」で指定した数だけコンマ(,)で区切って指定してください。
- なお,指定するときには次の点に注意してください。
- キーワードに「"」が含まれている場合は,「"」を二つ続けて記述し,キーワードの両端を「"」で囲んで指定してください。
「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
- キーワードに区切り文字が含まれている場合は,キーワードの両端を「"」で囲んで指定してください。
「,」が区切り文字の場合,「EU,R」とするときは,「"EU,R"」と指定します。
EURPM仕分け定義ファイルは次の手順で設定します。
- EURPM仕分け定義ファイルのサンプル(PMDistribute.txt)を任意の場所に保存する。
- EURPM仕分け定義ファイルを編集する。
EURPM仕分け定義ファイルは,マシンのロケールに応じたエンコードで編集してください。
- 必要な内容を設定したEURPM仕分け定義ファイルを次の場所に格納する。
- 印刷ジョブごとに指定する場合
- EUR Print Manager - Adapter稼働マシンの任意のディレクトリ
- EUR Print Managerのサービスごとに指定する場合
- 環境設定ファイル(EURPM.ini)の[PATH]セクションの[SPLIT]キーで指定したディレクトリ
EURPM仕分け定義ファイルの格納先には,EUR Print Managerを利用するユーザーが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。
なお,作成したEURPM仕分け定義ファイルは次の方法で指定してください。
- 印刷ジョブごとに指定する場合
- EUR Print Manager - Adapter稼働マシンの任意のディレクトリと,EURPM仕分け定義ファイルのファイル名を起動部品で指定します。使用する起動部品を次に示します。
- EUR Print Managerのサービスごとに指定する場合
- EURPM仕分け定義ファイルのファイル名を,環境設定ファイル(EURPM.ini)の[NAME]セクションの[SPLIT]キーで指定します。
(4) サンプルの内容
このサンプルでは,次のルールで帳票を仕分けして出力することを想定しています。
- マッピングデータファイルの「Office」フィールドの値が「HeadOffice」のページは,印刷先「TOKYO_RS_PRINT」に出力する。
- マッピングデータファイルの「Office」フィールドの値が「BranchOsaka」のページは,印刷先「OSAKA_RS_PRINT」に出力する。
- 上記のどちらにも当てはまらないページは,印刷先「OSAKA_CL_PRINT」に出力する。
サンプルの内容を次に示します。
KEYFIELD,1,"Office"
UNDEFDEST, "OSAKA_CL_PRINT"
DATA,"TOKYO_RS_PRINT","HeadOffice"
DATA,"OSAKA_RS_PRINT","BranchOsaka"
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