帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
EUR サーバ帳票出力機能では,複数の異なる様式(帳票)を一つの帳票として出力できます。これを,「複数様式で帳票を出力する」といいます。
複数様式では,次のような帳票が出力できます。
- 表紙・次紙構成の帳票
表紙と次紙の2様式を一組にして出力できます。使用するデータファイルは一つです。
出力例を次に示します。
![[図データ]](FIGURE/PS011400.GIF)
![[図データ]](FIGURE/PS011200.GIF)
- 複数の様式・出力用データを組み合わせた帳票
表紙・次紙構成の帳票のようなn様式の帳票と,別のn様式の帳票を合わせて一組に出力することもできます。n様式ごとにデータファイルを準備するので,複数のデータファイルを使用できます。
出力例を次に示します。
![[図データ]](FIGURE/PS011600.GIF)
![[図データ]](FIGURE/PS011700.GIF)
![[図データ]](FIGURE/PS011800.GIF)
- 伝票(連票)形式の帳票
伝票のようなn様式を一組の連票形式にして出力できます。使用するデータファイルは一つです。
出力例を次に示します。
![[図データ]](FIGURE/PS011900.GIF)
![[図データ]](FIGURE/PS012000.GIF)
![[図データ]](FIGURE/PS012100.GIF)
- ■複数様式で帳票を出力する流れ
- 複数様式で帳票を出力する流れと必要なファイルを次に示します。
図1-14 複数様式で帳票を出力するときの処理の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU012600.GIF)
- 帳票設計
EUR 帳票作成機能で帳票設計して,フォームシートファイル(*.fms)として保存した帳票ファイルだけ読み込めます。
複数様式で出力するときの帳票は,一組にする帳票すべてに同じキーフィールドで改ページするように設計しておいてください。
帳票ヘッダのある帳票は,複数様式では出力できません。
EUR 帳票作成機能では実現できても,EUR サーバ帳票出力機能では実現できない機能があります。EUR 帳票作成機能で設計した帳票をEUR サーバ帳票出力機能で出力する場合は,EUR サーバ帳票出力機能で出力できる機能範囲で帳票を設計してください。
なお,EUR サーバ帳票出力機能で出力する帳票設計の互換性については,「10.4 EUR サーバ帳票出力機能で出力できる帳票の設計」を参照してください。
- 帳票ファイルの転送
フォームシートファイル(*.fms)に保存した帳票ファイルを,EUR Print Service,またはEUR Print Service Enterpriseを実行するアプリケーションサーバに転送します。
- データファイルの準備
出力する帳票の入力データとなるデータファイルを準備します。
データファイルの形式は,「7.3 データファイル」を参照してください。
- 帳票セット指定ファイル,複数様式情報定義ファイルの作成
複数様式で帳票を出力するには,複数の帳票ファイルのほかに,帳票セット指定ファイルと複数様式情報定義ファイルが必要です。
帳票セット指定ファイルは,複数の帳票ファイルを統合する順番と帳票に読み込むデータファイルを指定しておくファイルです。帳票セット指定ファイルについては,「7.7 帳票セット指定ファイル」を参照してください。
複数様式情報定義ファイルには,様式(帳票フォーマット)や読み込むデータを切り替える条件と,切り替え時の動作を指定します。複数様式情報定義ファイルについては,「7.8 複数様式情報定義ファイル」を参照してください。
- EUR サーバ帳票出力機能の起動
業務アプリケーションから,EUR サーバ帳票出力機能を起動します。
- データの入力
帳票ファイル,データファイル,帳票セット指定ファイル,および複数様式情報定義ファイルを,EUR サーバ帳票出力機能に入力します。
- 複数様式での帳票出力
複数様式で帳票を出力します。
- <この節の構成>
- 1.3.1 複数の帳票セットを指定した帳票出力との違い
- 1.3.2 複数様式での帳票出力例
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2011, Hitachi, Ltd.