帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
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10.4 EUR サーバ帳票出力機能で出力できる帳票の設計
バーコードを貼り付けた帳票をEUR サーバ帳票出力機能で出力する場合,次に示す機能差があります。
- EUR Professional Editionのバージョン4以降で新規に作成したり,EURのバージョン3で定義した帳票をバージョン4以降で編集し直したりした帳票をEUR サーバ帳票出力機能で出力すると,バーコードのサイズが数パーセント小さくなる場合があります。
- EURのバージョン3で定義した帳票を,そのままEUR サーバ帳票出力機能で出力すると,バーコードのサイズが約1パーセント大きくなる場合があります。
- EURのバージョン3では,バーコードの色を指定できましたが,EUR サーバ帳票出力機能では,黒固定で出力します。
16色RLE圧縮と256色RLE圧縮のWindows BITMAP画像データが使用された帳票をEUR サーバ帳票出力機能で出力するとき,プリンタ印刷では出力できますが,次に示す場合には出力できません。
- Windows環境でのPDF形式ファイル出力
- UNIX/Linux環境でのプリンタ印刷,PDLファイル出力,およびPDF形式ファイル出力
- EUR サーバ帳票出力機能で扱えるデータファイルは,CSV形式およびDAT形式,FIX形式です。
- EUR サーバ帳票出力機能では,ディクショナリファイルを使用することはできません。フィールド定義は,ディクショナリファイルを使用しないで,「標準」の定義方法で定義してください。ディクショナリファイルを使用している場合は,[データのプロパティ]ダイアログの[データ情報]ページでフィールド定義情報の定義方法を「標準」にしてから,フォームシートファイルに保存してください。
- EUR 帳票作成機能では,サンプルデータを使って帳票を設計できますが,EUR サーバ帳票出力機能では,使用したサンプルデータを読み込むことはできません。
- EUR サーバ帳票出力機能では,クリップボードから読み込んだデータを使用することはできません。
- EUR サーバ帳票出力機能では,稼働環境によって使用できる入力ファイルでの文字コードと外字の扱いが異なります。入力ファイルの文字コード,および外字の扱いについては,「2. EURで使用できる文字」を参照してください。
JP1/Network Printing System/EUR Print Service for Windows NT(R)で,JP1と連携した仕分け印刷と大量印刷を提供していましたが,バージョン4以降は,EUR サーバ帳票出力機能で実行環境を提供します。ただし,次に示す機能差があります。
- 連携するJP1のバージョンは6.0以降,Windows Server 2003の場合はバージョン7.0以降です。
- 仕分け定義情報ファイルのバージョン情報がなくなりましたが,バージョン3で定義した仕分け定義情報ファイルは読み込めます。バージョン4以降で定義した仕分け定義情報ファイルは,JP1/Network Printing System/EUR Print Service for Windows NT(R)では読み込めませんので,注意してください。
- JP1/Network Printing System/EUR Print Service for Windows NT(R)からEUR サーバ帳票出力機能へ移行する場合,コマンド実行時のコマンドファイル名が変更になっています。ただし,EUR サーバ帳票出力機能は,オプション記述ファイルでの実行時オプションの指定ができません。実行時オプションは,eurpsコマンド,環境変数,または環境設定ファイルで指定します。
また,EUR サーバ帳票出力機能は,DLL起動部品も提供しておりません。そのため,JP1/Network Printing System/EUR Print Service for Windows NT(R)を起動する場合に,DLL起動部品を使用しているときは,eurpsコマンド,ActiveXオブジェクト,およびJavaBeans起動部品による起動に変更が必要です。
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