13.2.2 ほかのサーバへの実行環境の配布手順
次に示す手順で環境を配布してください。
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環境設定ファイルをバックアップする
Windowsの場合,XMAP3実行環境の環境ファイル操作を使用して,配布元のWindowsマシンから環境設定ファイルをバックアップします。
UNIXの場合,環境設定ファイルをコピーして,配布元のUNIXマシンから環境設定ファイルをバックアップします。
基本的には,サーバの実行環境を配布すれば,TCP/IP関連の設定が変更されます。このため,ホスト名,サービス名などを設定しているサービス名ファイル(X3PHOST/XPWhosts)と仮想端末名ファイル(X3MWHOST/XMAPhosts)を再設定することになります。これらのファイルは,配布先のサーバマシンで再設定のベースとして使用してください。
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ユーザファイルをバックアップする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
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配布元サーバの起動パスを調査する
スタンドアロン構成の作業と同様です。
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配布元サーバでのOS設定を調査する
スタンドアロン構成の作業に加えて,配布元サーバのTCP/IP環境の設定内容を調査してください。
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配布元サーバのOSを設定する
スタンドアロン構成の作業に加えて,配布先サーバでのTCP/IP環境の設定が必要です。また,TCP/IPで使用するシステムホスト名ファイル(HOSTSファイル)に,新しいサーバマシンのIPアドレスとホスト名の設定が必要です。そのサーバに接続する全WindowsクライアントのHOSTSファイルも含めて,設定をしてください。
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プリンタドライバをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
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配布先サーバにプログラムをインストールする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
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環境設定ファイルをリストアする
スタンドアロン構成の作業と同様です。ただし,C/S構成の環境については,あとでセットアップしてください。
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ユーザファイルをコピーする
スタンドアロン構成の作業と同様です。
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個々のサーバマシンを設定する
Windowsの場合,C/S構成の環境は,C/Sセットアップを使用して必ず設定してください。
UNIXの場合,直接環境設定ファイルを編集してください。
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ホスト名の設定
自ホストを含め,新しい環境に合わせて,ホスト名,およびホストに対応するサービス名,アプリケーション名を設定してください。
必要に応じて,次の設定をしてください。
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自マシンにプリンタを接続する場合
スタンドアロン環境の手順と同様です。
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アプリケーションの設定
アプリケーションをインストールするフォルダが変わった場合,C/Sセットアップの「アプリケーション」タブの設定を,実ファイルがあるフォルダに設定し直してください。
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動作を確認する
スタンドアロン構成の作業に加えて,次の確認をしてください。
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接続されているクライアントやプリンタを一とおり動作させ,正常に動作するかどうか。
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複数サービスや複数サーバを使用する場合,各サービスや複数サーバを一とおり動作させ,正常に動作するかどうか。
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