11.3.4 OpenTP1と連携する場合の環境設定の関連性
OpenTP1(TP1/MCF)と連携する場合のC/S構成の環境設定では,XMAP3側とOpenTP1側のTP1/NET/XMAP3の定義ファイルに設定が必要となります。Windows版XMAP3では[C/Sセットアップ]ダイアログで設定します。UNIX版XMAP3では環境設定ファイルを直接設定します。TP1/NET/XMAP3では,プロトコル固有定義ソースファイル,マッピングサービス定義ファイル,マッピングサービス属性定義ファイル,およびMCFアプリケーション定義ソースファイルで設定します。
- 〈この項の構成〉
(1) XMAP3での設定
Windows版XMAP3の場合,[C/Sセットアップ]ダイアログの[C/S構成]タブで次の項目を設定します。
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ホスト名
設定対象のWindowsマシンに対応するホスト名を指定します。
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指定種別
指定するサービスが画面用(表示サービス)かプリンタ用(印刷サービス)かを指定します。
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サービス名
設定対象のサービス名を指定します。
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仮想端末名
C/Sセットアップで設定する仮想端末名は無効となります。
UNIX版XMAP3の場合,次の環境設定ファイルを編集します。
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サービス名ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWhosts)
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表示・印刷環境ファイル(/etc/opt/HIXMAP/XPWconfig)
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システムサービス名ファイル(/etc/services)
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システムホスト名ファイル(/etc/hosts)
(2) プロトコル固有定義ソースファイルの設定
TP1/NET/XMAP3のコマンドmcftalccn,およびコマンド mcftalcleを設定します。コマンドmcftalccnおよびmcftalcleについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
(3) マッピングサービス定義の設定
TP1/NET/XMAP3のマッピングサービス定義を設定します。設定する項目を次に示します。マッピングサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
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XMAPCサーバホスト名
- Windowsの場合
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「windows」を指定します。
- UNIXの場合
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「**」または自ホスト名を指定します。
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XMAPCサーバサービス番号
「0」を指定します。
(4) マッピングサービス属性定義ファイルの設定
TP1/NET/XMAP3のマッピングサービス属性定義ファイルを設定します。設定する項目を次に示します。マッピングサービス属性定義ファイルについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編」を参照してください。
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SYSTNAM
「XPRES」を必ず指定します。
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MAPPATH※1
マップパス名を指定します。
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POOLSIZ※1
物理マップをロードする領域サイズを指定します。
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NULLCD(ヌルクリアコード)※2
指定値は任意ですが,指定しないことをお勧めします。
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DATACD(データ有無コード)※2
OpenTP1のAPで使用するデータ有無コード(ドローセットアップで作成した動的変更テーブルを使用する場合は,XMAP_NODATA,XMAP_PRT_NODATA,XMAP-NODATA,およびXMAP-PRT-NODATAの値)に設定されている値と同じ値を指定します。APおよびマッピングサービス属性定義ファイルのデータ有無コードには,(1F)16を指定することをお勧めします。
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PADCHR(初期設定値)※3
指定値は任意ですが,指定しないことをお勧めします。
- 注※1
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マップパス名および物理マップをロードする領域サイズは,マッピングサービス属性定義ファイルで指定してください。表示・印刷セットアップで設定するマップパス名および物理マップ常駐サイズは無効となります。
- 注※2
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NULLCDとDATACDに同じ値を指定している場合,出力論理マップ中のコードはデータ有無コードとして処理します。
- 注※3
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XMAP3のドローセットアップで「論理マップ属性」の「初期クリア文字」を指定している場合,マッピングサービス属性定義ファイルのPADCHRは無効となります。PADCHRの指定を有効にする場合は,「初期クリア文字」に「なし」を指定してください。