8.10.3 表示文字のカスタマイズ
表示文字に関する設定項目について説明します。表示・印刷セットアップ(表示文字)と各設定項目との関係を次の表に示します。
オブジェクトの外観 |
画面解像度 |
基準文字 |
適用するフォント |
|
---|---|---|---|---|
サイズ |
文字サイズ |
書体 |
||
3D表示 |
低精細(3DP) |
大※ |
22×11 |
MSゴシック |
中(標準) |
14×7 |
|||
小 |
12×6 |
|||
中精細(3DM) |
大※ |
22×11 |
||
中(標準) |
14×7 |
|||
小 |
12×6 |
|||
高精細1(3DH) |
大※ |
22×11 |
||
中(標準) |
14×7 |
|||
小 |
12×6 |
|||
高精細2(3DX) |
大※ |
22×11 |
||
中(標準) |
14×7 |
|||
小 |
12×6 |
|||
2D表示 |
低精細(LDP) |
大※ |
24×12 |
MSゴシック |
中(標準) |
16×8 |
|||
小 |
12×6 |
|||
中精細(MDP) |
大※ |
24×12 |
||
中(標準) |
16×8 |
|||
小 |
12×6 |
|||
高精細1(HDP) |
大※ |
32×16 |
||
中(標準) |
24×12 |
|||
小 |
16×8 |
|||
高精細2(XDP) |
大※ |
32×16 |
||
中(標準) |
24×12 |
|||
小 |
16×8 |
(1) 定義対象
オブジェクトの外観や,画面の解像度に対応する精細度ごとに,基準文字サイズ(ドローで画面の属性として指定した文字サイズ)が「大」「中(標準)」「小」の場合について,それぞれ指定します。
CUI画面の場合は,表示・印刷環境ファイルのDCCHSZパラメタで「標準」または「小」を指定します。
(2) 設定項目
各設定対象について,「フォント種別」と「文字サイズ」を指定します。「フォント種別」は「任意フォント指定」でユーザが任意に指定することもできます。
-
「MS明朝」または「MSゴシック」を指定します。「標準明朝」または「標準ゴシック」を指定した場合,これらのフォントはOSで提供されないため,通常は「MS明朝」または「MSゴシック」となります。
CUI画面では,指定できません。必ず「MS明朝」で表示されます。
-
ドット単位で,8〜48の偶数値で指定します。
文字サイズ指定値が小さい場合(一般的に16ドット以下),ウィンドウシステムや,表示ドライバの仕様によって,表示フォントが指定したものと異なったフォントに置き変わって(基本的には明朝がゴシック)表示されることがあります。そのため,標準文字と拡大文字が別のフォントで表示される場合があります。「文字サイズ」に小さい値を指定する場合は,「フォント種別」にゴシック体を指定してください。
- 参考
-
10ドット以下の文字は小さすぎて読みにくくなることがあるので,実際の表示を確認してください。
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画面に表示する文字フォントをユーザが任意に指定できます。任意フォントは,ドローで定義した文字の書体属性(標準・明朝・ゴシック)に応じて割り当てることができます。
任意フォントの設定については,「8.10.4 任意フォントの設定」を参照してください。