画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


8.7.2 デザインのカスタマイズ

デザインに関する設定項目について説明します。ただし,「8.7.2(17) 元号に関する設定」以降は,表示・印刷環境ファイルで直接指定してください。

〈この項の構成〉

(1) コントロールボックス(表示サービス名.DCWNCT=)

コントロールボックスを表示するかどうかを指定します。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(2) タイトルバー(表示サービス名.DCWNTL=)

タイトルバーを表示するかどうかを指定します。

なお,XMAP3/Web for Cosminexusでは,この項目は次の動作となります。

この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusではタイトルバーを非表示にはできません。XMAP3/Web for Cosminexusではこの項目によって,Webブラウザのタイトルバーのタイトル文字列が変わります。

(3) 最小化ボタン(表示サービス名.DCWNMN=)

最小化ボタンを表示するかどうかを指定します。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(4) 最大化ボタン(表示サービス名.DCWNMX=)

最大化ボタンを表示するかどうかを指定します。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(5) 閉じるボタン(表示サービス名.DCMPCS=)

タイトルバーの右端の閉じるボタン,および左端のコントロールメニューで閉じるメニューを使用するかどうかを指定します。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(6) オブジェクトの外観(表示サービス名.DCSHAD=)

AP実行時に表示する画面の外観を指定します。

(7) オペレータインジケータ(表示サービス名.DCOPPS=)

オペレータインジケータの表示位置を指定します。「下に表示」,「上に表示」,「表示しない」,または「拡張表示」の中から一つ指定します。OpenTP1(TP1/MCF)連携の場合,オペレータインジケータの表示位置は,サーバ側で指定します。指定できる表示位置は,「下に表示」または「上に表示」だけです。AP実行時に表示されるオペレータインジケータの内容については,「付録A オペレータインジケータ一覧」を参照してください。

ドローで「オペレータインジケータを表示しない」を定義していると,この設定に関係なくオペレータインジケータは表示されません。

(8) 1次ウィンドウの位置(表示サービス名.DCMPPS=)

2回目以降の画面表示での一次ウィンドウの表示位置を,ドローの定義に従うかどうかを指定します。ただし,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合は,画面定義が優先されます。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

また,表示サービス終了時に画面が表示されていた位置と同じ位置に表示したい場合は,「(9)(b) 画面の位置を画面毎に保存/サービス毎に保存(表示サービス名.DCWPRS=)」を参照してください。

(9) 1次ウィンドウの表示オプション

CUI画面およびGUI画面の一次ウィンドウの画面のサイズを変更するかどうか,APで最初のXMAP3の画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画面サイズ,同じ位置で表示するかどうかを指定します。画面のサイズおよび位置は,画面ごと,または表示サービスごとに保存できます。なお,画面を閉じないでXMAP3クライアントを停止したり,XMAP3をタスクマネージャから強制終了したりした場合,画面を閉じたときの画面サイズおよび画面位置では表示されません。

参考

[1次ウィンドウの表示オプション]は,XMAP3 Server RuntimeおよびXMAP3 Client Runtimeと,XMAP3/Web for Cosminexusで[表示・印刷セットアップ]ダイアログの項目名が異なります。ここでは,XMAP3 Server RuntimeおよびXMAP3 Client Runtimeの[表示・印刷セットアップ]ダイアログの項目名で説明しています。XMAP3/Web for Cosminexusの[表示・印刷セットアップ]ダイアログをご使用の場合は,項目名を読み替えてください。

XMAP3 Server Runtimeおよび

XMAP3 Client Runtimeの項目名

XMAP3/Web for Cosminexusの項目名

[画面のサイズ]の「変更して画面毎に保存」

[画面のサイズを変更する]

[画面のサイズ]の「変更しない」

[画面のサイズ]の「変更してサービス毎に保存」

[画面の位置]の「画面毎に保存」

[画面の位置を保存する]

[画面の位置]の「保存しない」

[画面の位置]の「サービス毎に保存」

(凡例)

−:該当する項目名はありません。

画面ごとに保存する場合

画面ごとに,XMAP3の画面サイズ,およびディスプレイでの表示位置を保存して,前回画面を閉じたときと同じ画面サイズおよび位置で表示するときは,[1次ウィンドウの表示オプション]の「画面のサイズ]で「変更して画面毎に保存」,[画面の位置]で「画面毎に保存」を選択してください。この場合は,次に示す名称をキーにして,APで最後に閉じた画面のサイズと位置を保存します。

  • 表示サービス名

  • APで最初に表示する画面の物理マップ名

一つの表示サービスで,最初に表示する画面の物理マップ名が同じAPを複数同時に起動したとき,先に閉じたAPの画面のサイズと位置は,あとに閉じたAPの画面のサイズと位置で上書きされます。このため,次回,APで最初に表示する画面は,あとに閉じたAPの画面のサイズと位置で表示されます。

表示サービスごとに保存する場合

表示サービスごとに,XMAP3の画面サイズ,およびディスプレイでの表示位置を保存して,前回画面を閉じたときと同じ画面サイズおよび位置で表示するときは,[1次ウィンドウの表示オプション]の「画面のサイズ]で「変更してサービス毎に保存」,[画面の位置]で「サービス毎に保存」を選択してください。この場合は,次に示す名称をキーにして,APで最後に閉じた画面のサイズと位置を保存します。

  • 表示サービス名

一つの表示サービスで,APを複数同時に起動したとき,先に閉じたAPの画面のサイズと位置は,あとに閉じたAPの画面のサイズと位置で上書きされます。このため,次回,APで最初に表示する画面は,あとに閉じたAPの画面のサイズと位置で表示されます。

(a) 画面のサイズを変更して画面毎に保存/サービス毎に保存(表示サービス名.DCWSRS=)

画面のサイズを変更するかどうか,APで最初のXMAP3の画面を開くときに,画面を閉じたときと同じ画面サイズで表示するかどうかを指定します。画面サイズは,画面ごとまたは表示サービスごとに保存できます。

参考

画面サイズを変更する操作には,次の2とおりがあります。

  • 画面の枠をマウスでドラッグして変更

    GUI画面の一次ウィンドウとCUI画面の枠をマウスでドラッグして変更できます。画面の縦横比率が維持されます。

    なお,この操作での画面のサイズの変更は,XMAP3/Web for Cosminexusではサポートしていません。

  • 画面上でマウスを右クリックして,文字サイズを指定して変更

    マウスを右クリックし,[文字サイズ選択]メニューから文字サイズを選ぶと,文字サイズに合った画面サイズに変更できます。

    マウスの右クリックで文字サイズを指定して変更できるようにする場合は,表示・印刷セットアップの[キー操作3]タブで「右クリックによるメニューを表示する」を指定します。右クリックの動作については,「8.4.2(23) マウス右ボタンの動作(表示サービス名.DCLCCP=,表示サービス名.DCRBMN=)」を参照してください。

注意事項
  • 画面のサイズを変更しない(OFF)以外を設定した場合に,基準文字サイズの異なる画面に遷移すると,画面遷移のタイミングで発生する文字サイズ変更によって画面サイズが変更されます。

    この状態で画面を閉じると,次回同じ画面を開く際に文字サイズとして画面を閉じた時の文字サイズを使用して表示するため,画面サイズが変更されることがあります。このため,画面のサイズを変更して画面毎に保存(ON),または画面のサイズを変更してサービス毎に保存(COMMON)を設定する場合は,マップ定義の各画面の基準文字サイズを統一してご利用ください。

  • 画面のサイズを変更しない(OFF)以外を設定した場合,最大化ボタン(表示サービス名.DCWNMX=)の設定は無効になります。

  • 画面のサイズを変更して画面毎に保存(ON

    XMAP3の画面サイズを変更でき,画面サイズの情報を画面ごとに保存します。APで最初のXMAP3の画面を開くとき,同じ画面を前回閉じたときと同じ画面サイズで表示します。ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止する」にチェックして定義しても,画面サイズを変更できます。

    なお,GUI画面の二次ウィンドウは,サイズを変更できません。二次ウィンドウは,一次ウィンドウの画面サイズを基準に画面サイズが決定されます。

  • 画面のサイズを変更してサービス毎に保存(COMMON

    XMAP3の画面サイズを変更でき,画面サイズの情報をサービスごとに保存します。APで最初のXMAP3の画面を開くとき,同じ表示サービスを使用して表示する画面を前回閉じたときと同じ画面サイズで表示します。ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止する」にチェックして定義しても,画面サイズを変更できます。

    なお,GUI画面の二次ウィンドウは,サイズを変更できません。二次ウィンドウは,一次ウィンドウの画面サイズを基準に画面サイズが決定されます。

    この項目はXMAP3/Web for Cosminexusではサポートしていません。

  • 画面のサイズを変更しない(OFF

    画面を閉じたときと同じ画面サイズで表示しません。画面属性で設定した画面サイズで表示します。

なお,この項目は,UNIX版XMAP3 Server Runtimeではサポートしていません。

(b) 画面の位置を画面毎に保存/サービス毎に保存(表示サービス名.DCWPRS=)

APで最初のXMAP3の画面を開くときに,前回,表示サービス終了時に画面が表示されていた位置と,同じ位置に表示するかどうかを指定します。画面位置は,画面ごとまたは表示サービスごとに保存できます。なお,OLTPサーバ構成の場合,この機能での画面位置の保存・回復が適用されるのは,XMAP3表示サービスとTP1のコネクションが確立してから,該当コネクションで最初に表示した画面となります。

  • 画面の位置を画面毎に保存(ON

    画面位置の情報を画面ごとに保存します。APで最初のXMAP3の画面を開くとき,同じ画面を前回閉じたときと同じ画面位置で表示します。ただし,ドローの画面属性で,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合,前回画面を閉じたときの位置に関係なく,定義された位置に表示されます。動的変更で,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合も同様です。

  • 画面の位置をサービス毎に保存(COMMON

    画面位置の情報をサービスごとに保存します。APで最初のXMAP3の画面を開くとき,同じ表示サービスを使用して表示する画面を前回閉じたときと同じ画面位置で表示します。ただし,ドローの画面属性で,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合,前回画面を閉じたときの位置に関係なく,定義された位置に表示されます。動的変更で,ウィンドウXY位置を,左上,中央,右下,左下,右上と指定した場合も同様です。

  • 画面の位置を保存しない(OFF

    CUI画面の場合,ディスプレイの左上の位置に表示します。GUI画面の場合,ドローの画面定義で指定した位置に表示します。

なお,この項目はWindows版XMAP3サーバ/クライアント実行環境だけでサポートしています。

(10) その他のウィンドウ表示オプション

(a) 全画面表示する(表示サービス名.DCWNSW=)

  • この項目をチェックすると,一次ウィンドウをデスクトップ画面に対して全画面表示します(FULL)。この場合,タイトルバーは付加しますが,ウィンドウの移動はできません。また,二次ウィンドウは全画面表示になりません。

    全画面表示に設定すると,ドローでの画面定義時に,画面属性で,「ウィンドウのサイズ変更を抑止する」のチェックを外して定義しても,ウィンドウのサイズ変更はできません。また,画面に壁紙を指定している場合は,壁紙は定義した画面の大きさまでしか,大きくなりません。なお,XMAP3画面のレイアウト領域がデスクトップ画面の領域からはみ出すと,XMAP3はデスクトップ画面からはみ出した部分を表示するために,ウィンドウにスクロールバーを付加し,画面全体を左寄せで表示します。ただし,「その他のウィンドウ表示オプション」の「画面より大きい場合スクロールバーを付ける」がオフの場合は,ウィンドウにスクロールバーを付加しないで,画面全体を左寄せで表示します。

  • この項目のチェックをオフにすると通常のウィンドウ表示になります(WIN)。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(b) 画面よりも大きい場合スクロールバーを付ける(表示サービス名.DCVTSL=)

  • この項目をチェックすると,次の場合にウィンドウ全体にスクロールバーが付加されます(ON)。

    • 物理的な画面よりも大きなウィンドウを表示しようとした場合

    • ドローの定義でリサイズ可能なウィンドウを指定したとき,リサイズ操作によって,定義したウィンドウよりも小さなウィンドウになった場合

  • この項目のチェックをオフにすると,ウィンドウにスクロールバーは付きません(OFF)。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(c) エラーをダイアログ表示する(表示サービス名.DCMSDG=)

  • この項目をチェックすると,オペレータインジケータに表示される入力エラーをダイアログとして表示します(YES)。

  • この項目のチェックをオフにすると,オペレータインジケータだけへの表示となります(NO)。

(11) 2次ウィンドウの操作(表示サービス名.DCSWMV=)

二次ウィンドウの移動操作を許すかどうかを指定します。

(12) 入力テキストへのアンダードット表示(表示サービス名.DCGEUD=)

GUI画面で入力できる入力テキストのアンダードットの有無を指定します。

(13) エラーダイアログの操作(表示サービス名.DCMSMV=)

「エラーをダイアログ表示する」を指定した場合,そのダイアログの移動操作を許すかどうかを指定します。

(14) プッシュボタンのフォーカス枠(表示サービス名.DCGPBB=)

プッシュボタンにフォーカスが移ったときの枠の太さを指定します。

(15) ウィンドウアイコン

XMAP3の実行画面に表示されるアイコンに,ユーザが独自に作成したアイコンを使うことができます。次の画面に表示されるアイコンが対象となります。

アイコンは,アイコンファイル(拡張子.icoのファイル)として準備しておきます。

なお,この項目はWebブラウザに依存するため,XMAP3/Web for Cosminexusでは指定できません。

(a) ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する

ユーザ独自のアイコンを使用する場合に,「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにします。

この項目のチェックがオフになっている場合,実行時の画面には,XMAP3の標準アイコンが表示されます。

(b) ウィンドウアイコンファイル(表示サービス名.DCICFN="パス名")

「ユーザ定義ウィンドウアイコンを使用する」のチェックをオンにしたとき,アイコンファイル(.ico)のパスを指定します。「ウィンドウアイコンファイル」のテキストボックスにパスを直接入力するか,[参照]ボタンをクリックしてファイルを選択するダイアログで指定します。

設定の注意を次に示します。

  • アイコンファイルのパスには,表示サービスが動作するWindowsマシン上のパスを指定してください。

  • UNCパスを指定することもできます。

    (例)

    \\machine1\CommonIconFiles\User.ico

  • パスの指定がない場合や,指定したアイコンファイルを開くことができない場合,実行時にはXMAP3の標準アイコンが表示されます。

なお,この項目はXMAP3/Web for Cosminexusではサポートしていません。

(c) アイコンファイル作成時の注意

ウィンドウのタイトルバー(コントロールメニュー)およびタスクバーでは,16×16ピクセルのアイコン表示となります。また,ウィンドウ切り替えダイアログでは,32×32ピクセルのアイコン表示となります。したがって,アイコンファイルの作成時には,両方のサイズを考慮してアイコンをデザインすることをお勧めします。

指定したアイコンファイルのアイコンが,表示対象のサイズと異なる場合は,Windowsによって自動的に拡大または縮小されて表示されます。このため,作成時のデザインと実行時に表示されるデザインが異なる場合があります。

(16) 日付時刻項目

和暦日付の入力をチェックするときの元号の区切り,および元年表示をするかどうかを指定します。

なお,元号の区切りは次の元号の開始年月日を設定した場合だけ有効となります。例えば,「*.COGNS6=」を設定していない場合は,元号(*.COGNK5=)は開始年月日(*.COGNS5=)から現在までとなります。元号に関する設定の詳細については,「(17) 元号に関する設定」を参照してください。

(a) 和暦のチェック条件(表示サービス名.DCGCKO=)

  • 戸籍六法方式(ROPO

    戸籍六法方式に従って元号を区切ります。戸籍六法方式に従った元号の区切りは次のとおりです。

    • 明治 1年9月8日〜45年7月29日

    • 大正 1年7月30日〜15年12月24日

    • 昭和 1年12月25日〜64年1月7日

    • 平成 1年1月8日〜元号の開始年月日(*.COGNS5=)の前日

    • 元号(*.COGNK5=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS5=)〜元号の開始年月日(*.COGNS6=)の前日

    • 元号(*.COGNK6=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS6=)〜元号の開始年月日(*.COGNS7=)の前日

    • 元号(*.COGNK7=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS7=)〜

  • JIS規格方式(JIS

    JIS規格方式に従って元号を区切ります。JIS規格方式に従った元号の区切りは次のとおりです。

    • 明治 1年9月8日〜45年7月30日

    • 大正 1年7月31日〜15年12月25日

    • 昭和 1年12月26日〜64年1月7日

    • 平成 1年1月8日〜元号の開始年月日(*.COGNS5=)の前日

    • 元号(*.COGNK5=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS5=)〜元号の開始年月日(*.COGNS6=)の前日

    • 元号(*.COGNK6=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS6=)〜元号の開始年月日(*.COGNS7=)の前日

    • 元号(*.COGNK7=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS7=)〜

  • JIS規格と戸籍六法の混在方式(MIX

    JIS規格方式と戸籍六法方式を混在させた方式に従って元号を区切ります。混在方式に従った元号の区切りは次のとおりです。

    • 明治 1年9月8日〜45年7月30日

    • 大正 1年7月30日〜15年12月25日

    • 昭和 1年12月25日〜64年1月7日

    • 平成 1年1月8日〜元号の開始年月日(*.COGNS5=)の前日

    • 元号(*.COGNK5=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS5=)〜元号の開始年月日(*.COGNS6=)の前日

    • 元号(*.COGNK6=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS6=)〜元号の開始年月日(*.COGNS7=)の前日

    • 元号(*.COGNK7=) 1年 元号の開始年月日(*.COGNS7=)〜

(b) 和暦表現−表示(表示サービス名.DCGSHO=)

  • 数字表示(OFF

    元号が変わった最初の年を「1年」と表示します。

  • 元年表示(ON

    元号が変わった最初の年を「元年」と表示します。

(17) 元号に関する設定

平成の次に制定される3つまでの元号を表示・印刷環境ファイルで指定します。元号に関する設定は,すべての表示・印刷サービス共通の指定です。元号を設定するには,元号,元号の略称,元号の開始年月日の値を指定します。

*.COGNKn=」,「*.COGNEn=」,および「*.COGNSn=」の3つの値がすべて有効な場合に,元号の設定は有効となります。nは,各設定項目の5〜7の末尾番号です。

(例)

平成の次に制定される元号を指定する場合,「*.COGNK5=」,「*.COGNE5=」および「*.COGNS5=」の値を指定します。

注意事項

この機能は,政令によって定められた元号が,全角で2文字,英字での略称が1文字の場合に使用できる機能です。

なお,この項目はXMAP3/Web for Cosminexusではサポートしていません。

(a) 元号(*.COGNK5=,*.COGNK6=,*.COGNK7=)

平成の次に制定される3つまでの元号を全角2文字で指定します。このオプションは,すべての表示・印刷サービス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示・印刷サービス名には,必ず「*」を指定します。オプションの指定を省略すると,オプションは無効になります。

(b) 元号の略称(*.COGNE5=,*.COGNE6=,*.COGNE7=)

平成の次に制定される3つまでの元号の略称を半角の英大文字1文字で指定します。このオプションは,すべての表示・印刷サービス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示・印刷サービス名には,必ず「*」を指定します。オプションの指定を省略すると,オプションは無効になります。

(c) 元号の開始年月日(*.COGNS5=,*.COGNS6=,*.COGNS7=)

平成の次に制定される3つまでの元号の開始年月日を「YYYYMMDD」形式で指定します。YYYY(年)は1989〜9999,MM(月)は01〜12,DD(日)は01〜31の範囲で指定します。ただし,「*.COGNS5=」に「19890108」以前の値を指定した場合,このオプションの指定は無効となります。「*.COGNS6=」では「*.COGNS5=」以前の開始年月日を指定できません。「*.COGNS7=」では「*.COGNS6=」以前の開始年月日を指定できません。指定した場合このオプションの指定は無効になります。このオプションは,すべての表示サービス共通の指定になり,サービスごとに変更できません。また,表示サービス名には,必ず「*」を指定します。オプションの指定を省略すると,オプションは無効になります。

(18) けい線種(表示サービス名.DCFLKD=)

GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の種類を指定します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドローで生成したマップでは指定は無効です。

設定値が,上記指定値以外の場合,SOLIDが仮定されます。CUI画面では,設定値は常にSOLIDとして扱われます。

(19) けい線幅(表示サービス名.DCFLWD=)

GUI画面のCUIフィールドボックスに表示するけい線の太さを指定します。けい線種にSOLID(実線)を指定したときのけい線の太さを次の表に示します。この指定は,XMAP3以外のシステムで作成したマップとの互換性のためのものであり,XMAP3のドローで生成したマップでは指定は無効です。

表8‒3 けい線種に実線を指定したときのけい線の太さ

けい線幅

けい線の太さ

NARROW

細線

MIDDLE

中線

WIDE

太線

EWIDE

極太線

設定値が,この表の指定値以外の場合は,NARROWが仮定されます。ただし,けい線種別にETOUT(凸型),およびETIN(凹型)を指定したときのけい線の太さは,けい線幅にこの表の指定値のどれを指定しても中線となります。また,CUI画面では,けい線は常にNARROW(細線)として扱われます。

(20) 入力フィールドのアンダードット表示(表示サービス名.DCUDOT=)

CUI画面の入出力フィールド,またはGUI画面のCUIフィールドボックス中の入出力フィールドのアンダードットの有無を指定します。