7.2.9 プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)
プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)は,Windowsサービス上で動作するXMAP3 Server RuntimeをXMAP3プリントサーバで起動するときに使用します。プリントサーバ起動ファイルには,XMAP3プリントサーバが接続するXMAP3サーバのホスト名を設定します。ホスト名には,複数の値を設定できます。Windowsのプログラム一覧のメニューからXMAP3サーバを起動する場合は,このファイルに設定した内容は無効です。
プリントサーバ起動ファイルを編集する場合は,ファイルを開いてテキストエディタで直接設定します。
更新インストール時には設定した内容が引き継がれます。
(1) プリントサーバ起動ファイルの格納場所
XMAP3インストールフォルダ\ETC\X3PPRSV
(2) プリントサーバ起動ファイルの記述形式
ホスト名;〔SERVICESファイルのサービス名〕;〔印刷サービス名〕; |
区切り文字は半角空白またはタブです。
- ホスト名
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XMAP3プリントサーバが接続するXMAP3サーバのホスト名を指定します。127文字以内の半角文字で指定します。全角文字は,半角2文字と見なします。
異なるホスト名を定義すると,複数のXMAP3プリントサーバを同時に起動できます。
- SERVICESファイルのサービス名
-
XMAP3プリントサーバが接続するXMAP3サーバのSERVICESファイルのサービス名を指定します。31文字以内の半角文字での指定を推奨します。半角32文字以上指定すると画面上のメッセージが途中で切れて表示される場合があります。全角文字は,半角2文字と見なします。
指定を省略すると「xpw」が仮定されます。
SERVICESファイルのサービス名には,JIS8文字の半角英数字,「-」,「_」,「+」,および全角文字を使用できます。ただし,サービス名の最初の文字には,数字,記号は指定できません。サービス名の前後にある半角スペース,およびタブは読み飛ばされます。
- 印刷サービス名
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印刷サービス名を指定すると,C/Sシステムの通信設定簡略化機能を使用できます。一つの印刷サービス名に対して,14文字以内の半角文字で指定します。14文字を超える設定はエラーとなります。
指定を省略すると,C/Sシステムの通信設定簡略化機能は使用されません。
C/Sシステムの通信設定簡略化機能については,「11.3.7 C/Sシステムの通信設定の簡略化」を参照してください。
(3) プリントサーバ起動ファイルの注意
プリントサーバ起動ファイルを編集するときの注意を次に示します。
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プリントサーバ起動ファイルに何も設定されていないときは,XMAP3サーバとして起動します。
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プリントサーバ起動ファイルに設定された値が,すべて誤りの場合,エラー終了します。
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接続するXMAP3サーバについての設定内容を1行ごとに記述してください。
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行の先頭に「#」を付けた場合,その行はコメントとして扱われます。
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各項目のあとの「;」は必ず指定してください。
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プリントサーバ起動ファイル中に,同一のホスト名が複数定義された場合には,ファイルの最終行に近い行の内容が有効となります。
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改行動作は必ず改行キーを使用してください。
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1行2,047バイト以内で記述してください。2,048バイト以上のとき,設定は無効になります。
(4) プリントサーバ起動ファイルの設定例
設定の一例を次に示します。
(a) 条件
ホスト名「SERVER1」だけを指定する場合
ホスト名「SERVER2」とサービス名「xpw2」を指定する場合
ホスト名「SERVER3」,サービス名「xpw3」,印刷サービス名「xppPRT03」だけを指定する場合
ホスト名「SERVER4」,サービス名「xpw4」,印刷サービス名「xppPRT04」「xppPRT05」「xppPRT06」を指定する場合
(b) 設定例
SERVER1;;; SERVER2;xpw2;; SERVER3;xpw3;xppPRT03; SERVER4;xpw4;xppPRT04 xppPRT05 xppPRT06; |