画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド


5.4.2 ペーストの対象

XMAP3でのペーストの対象について説明します。また,ペーストの動作についてもあわせて説明します。

XMAP3でのペーストの対象と動作は,表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブの「コピー&ペーストモード」で「単一フィールド」を選択している場合と,「複数フィールド」を選択している場合で異なります。

〈この項の構成〉

(1) 「単一フィールド」を選択している場合

「単一フィールド」を選択している場合,コピーしたデータを入出力テキストボックスおよびフィールドボックスの入力できる状態のフィールドにペーストします。ペーストはカレントカーソル位置を基準に実行されます。

なお,ペーストの動作は,ペーストするフィールドの属性と,表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブの「コピー&ペーストモード」での設定によって異なります。

(2) 「複数フィールド」を選択している場合

「複数フィールド」を選択している場合,コピーしたデータをフィールドボックスの入力できる状態のフィールドにペーストします。コピーした領域の行列数またはフィールドの長さよりも大き目の領域をペーストの対象領域にすると,コピーした内容を確実にペーストできます。

「複数フィールド」を選択している場合,複数行にわたるフィールドをコピー&ペーストの対象にするには,表示・印刷環境ファイルで「*.DCPAST」に「RECTANGLE」を指定する必要があります。設定方法については,「8.4.2(24) 複数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)」を参照してください。

次に,特殊なペーストについて説明します。

矩形領域をペーストする場合,ペースト前のXMAP3画面のカーソルがフィールドの途中に位置づいていても,フィールドの先頭からペーストされます。この際,ペースト前のフィールドに文字が入力されていると,フィールドの文字がクリアされたあとで,フィールドの先頭からペーストされます。ペースト前のフィールドに入力されている文字列を残す場合は,表示・印刷環境ファイルで「*.DCPAST」に「FIELD」または「RECTANGLE」を設定する必要があります。設定方法については,「8.4.2(24) 複数フィールドのペーストモード(表示サービス名.DCPAST=)」を参照してください。

[図データ]