5.4.3 クリップボードを使用したコピー&ペースト操作
XMAP3では,OSのクリップボードを使用したコピー&ペースト操作と,XMAP3のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作を利用できます。
Windows上で動作する一般的なAPと同じ操作にでき,表示サービスが異なる画面間でも操作できるため,OSのクリップボードを使用したコピー&ペースト操作を使用することをお勧めします。
OSのクリップボードを使用したコピー&ペースト操作では,表示・印刷セットアップの[キー操作2]タブの「コピー&ペースト操作キー」で使用するキーを選択できます。また,表示・印刷セットアップの[キー操作3]タブの「右クリックによるメニューを表示する」をオンにすると,右クリックでメニューを表示してコピー&ペースト操作を使用できます。
なお,XMAP3のクリップボードを使用したコピー&ペースト操作は,表示・印刷セットアップの[キー操作3]タブで「マウスによるペーストを使用する」をオンにすると使用できます。ダブルクリックでコピー,右クリックでペースト操作になります。
コピー&ペーストは,フォーカスのあるビューポートで操作できます。
- 〈この項の構成〉
(1) XMAP3画面でのコピー
表示・印刷セットアップの「キー操作2」タブで[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスをチェックするかしないかによって,コピーの操作が異なります。
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[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスがオフの場合
コピーしたい文字データを範囲選択した状態でコピー操作をします。手順を次に示します。
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コピーしたい文字データの先頭にカーソルを位置づけ,ダブルクリックするか,ドラッグして文字データの末尾までカーソルを移動させます。
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コピー対象の文字列が反転している状態で,コピー機能を割り当てているキーを押す,メニューバーの[コピー]を選ぶ,または右クリックで表示されるメニューから[コピー]を選択します。
クリップボードにデータが複写されます。
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[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスがオンの場合
コピー対象が1文字の場合は,コピーしたい文字にカーソルを位置づけた状態でコピー操作をします。手順を次に示します。
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コピーしたい1文字にカーソルを位置づけます。
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その状態でコピー機能を割り当てているキーを押す,メニューバーの[コピー]を選ぶ,または右クリックで表示されるメニューから[コピー]を選択します。
クリップボードにカーソル位置の1文字が複写されます。
コピー対象が文字列の場合は,「[カーソル位置の1文字をコピーする]チェックボックスがオフの場合」と同じ手順で操作します。
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なお,コピー機能に使用するキーは,([Ctrl]+[Insert])または([Ctrl]+[C])です。表示・印刷セットアップで,どちらにコピー機能を割り当てるかを指定します。GUI画面では,メニューバーにコピー機能を指定できるので,そのメニューを選択しても同じ動作になります。
(2) XMAP3画面でのペースト
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文字列をペーストしたい位置でクリックしてカーソルを位置づけます。
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その状態でペースト機能を割り当てているキーを押す,メニューバーから[貼り付け]を選ぶ,または右クリックで表示されるメニューから[貼り付け]を選択します。
クリップボードのデータがテキストまたはフィールドに貼り付けられます。
なお,ペースト機能に使用するキーは([Shift]+[Insert])または([Ctrl]+[V])です。表示・印刷セットアップで,どちらにペースト機能を割り当てるかを指定します。GUI画面では,メニューバーにペースト機能を指定できるので,そのメニューを選択しても同じ動作になります。
(3) 注意事項
表示・印刷セットアップで「単一フィールド」および「タブ/改行コードをペーストする」が指定されている場合,使用目的が「日本語」,「カナ」または「英数」の入出力テキスト・フィールドに,XMAP3画面以外からデータをペーストすると,「タブ文字」および「改行文字」もペーストされます。ただし,改行文字としてCRLF(0D0A)16をペーストした場合はLF(0A)16としてペーストされます。また,タブ(09)16はヌル(00)16としてペーストされます。このとき,これらの文字は空白表示されます。
なお,次に示す場合は,「タブ文字」および「改行文字」はペーストされません。
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入出力テキスト・フィールドの使用目的が「日本語」,「カナ」または「英数」以外の場合
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表示・印刷セットアップで「単一フィールド」が指定されていて,「タブ/改行コードをペーストする」が指定されていない場合
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表示・印刷セットアップで「複数フィールド」が指定されている場合