画面・帳票サポートシステム XMAP3 実行ガイド
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6.2.9 XMAP3プリントサーバを利用するC/S構成の設定例
XMAP3プリントサーバを利用することで,ログインしてXMAP3を起動しなくてもXMAP3の帳票を印刷できる構成です。
XMAP3プリントサーバで,プリントサーバ起動ファイルを設定します。その後,XMAP3プリントサーバとして利用するプリントサーバマシン上で,XMAP3サーバをWindowsサービスで起動します。
C/S構成で,1台のXMAP3プリントサーバを利用する例で説明します。なお,XMAP3プリントサーバは複数台設定できます。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S425.GIF)
- <この項の構成>
- (1) 設定
- (2) ソフトウェア構成
- (3) XMAP3システムを起動する手順
XMAP3サーバ,XMAP3クライアント,およびXMAP3プリントサーバで必要な設定について,システム構成に沿った内容で説明します。
設定するファイル間で名称を合わせる必要があります。ファイル間の関係を確認してください。
(a) XMAP3サーバ側の設定
- TCP/IPポート番号の設定
WindowsのSERVICESファイルに,ポート番号を設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S426.GIF)
- TCP/IP用IPアドレスおよびホスト名の設定
HOSTSファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
- XMAP3サーバのIPアドレスとホスト名
- XMAP3クライアントのIPアドレスとホスト名
- XMAP3プリントサーバのIPアドレスとホスト名
IPアドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IPプロトコル]のプロパティで指定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホスト名は大文字と小文字が区別されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S427.GIF)
- XMAP3のC/Sシステム環境の環境設定ファイルの内容例
サービス名ファイル(X3PHOST)の内容は次のとおりです。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S423.GIF)
仮想端末名ファイル(X3MWHOST)の仮想端末の設定内容は,次のとおりです。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S424.GIF)
上記,XMAP3のC/Sシステムと仮想端末の定義は,C/Sセットアップで定義します。上記ファイルを直接設定することもできますが,C/Sセットアップを使用することをお勧めします。
(b) クライアント側の設定
- TCP/IPポート番号の設定
WindowsのSERVICESファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S426.GIF)
- TCP/IP用IPアドレスおよびホスト名の設定
HOSTSファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
- XMAP3サーバのIPアドレスとホスト名
- XMAP3クライアントのIPアドレスとホスト名
- XMAP3プリントサーバのIPアドレスとホスト名
IPアドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IPプロトコル]のプロパティで指定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホスト名は大文字と小文字が区別されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S427.GIF)
(c) XMAP3プリントサーバ側の設定
- TCP/IPポート番号の設定
WindowsのSERVICESファイルに,サーバ側で設定した値と同じポート番号を設定します。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S426.GIF)
- TCP/IP用IPアドレスおよびホスト名の設定
HOSTSファイルに次の項目が指定されていない場合は追加します。
- XMAP3サーバのIPアドレスとホスト名
- XMAP3クライアントのIPアドレスとホスト名
- XMAP3プリントサーバのIPアドレスとホスト名
IPアドレスは[コントロールパネル]−[ネットワーク]−[TCP/IPプロトコル]のプロパティで指定した内容を,ホスト名は[システム]−[コンピュータ名]で指定した内容を追加します。なお,ホスト名は大文字と小文字が区別されます。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S427.GIF)
- XMAP3の環境設定ファイルの内容例
プリントサーバ起動ファイル(X3PPRSV)の内容は次のとおりです。
![[図データ]](FIGURE/ZU05S428.GIF)
プリントサーバ起動ファイルはテキストエディタで定義します。C/Sセットアップは使用できません。
テキストエディタでプリントサーバ起動ファイルを編集する場合,定義項目は項目ごとに行末で改行してください。
(2) ソフトウェア構成
XMAP3プリントサーバを利用する場合のC/Sシステムのソフトウェア構成を次に示します。
| サーバ/クライアント/プリントサーバ |
使用するソフトウェア |
| XMAP3 |
コンパイラ※1 |
DB※2 |
| サーバ |
XMAP3 Server Runtime |
COBOL2002(Runtime)またはVisual C++ |
HiRDB※3
またはISAM※4 |
| クライアント |
XMAP3 Server RuntimeまたはXMAP3 Client Runtime |
− |
− |
| プリントサーバ |
XMAP3 Server Runtime |
− |
− |
- (凡例)
- −:なし。
- 注※1
- 使用するコンパイラが必要になります。
- 注※2
- DB連携しない業務では,DBに関するソフトウェアは不要です。
- 注※3
- HiRDBのほかに,SQL ServerやOracleなども使用できます。
- 注※4
- ISAMのプログラムインタフェースは,COBOL2002に標準添付されています。
(3) XMAP3システムを起動する手順
- サーバ側で,「XMAP3サーバ」アイコンを選び,XMAP3サーバを起動します。
- XMAP3プリントサーバを利用する場合,プリントサーバマシン側でWindowsサービスを起動します。詳細については,「11.3.5 Windowsのサービスとして運用する場合のOS設定」を参照してください。
なお,XMAP3プリントサーバが起動している場合,次のプロセスが起動しています。Windowsのタスクマネージャで確認してください。
XMAP3CLT.EXE
- XMAP3プリントサーバによって,定義された印刷サービスが自動的に起動されます。
- クライアント側で,「XMAP3クライアント」アイコンを選び,XMAP3クライアントを起動します。
- XMAP3クライアントによって,そのクライアントに定義された表示サービスが自動的に起動されます。
- 起動された表示サービスに対応するAPがサーバ側で起動されます。
- 注
- XMAP3プリントサーバは,Windowsサービスから起動することを前提としています。Windowsのプログラム一覧のメニューや,アイコンのクリックでXMAP3サーバを起動しても,XMAP3プリントサーバとして起動できません。
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